2011年12月 1日

全国大学サイト・ユーザビリティ調査2011/2012

日経BPコンサルティングが行った
「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2011/2012」の結果がまとまったようです。

(日経BPコンサルティング/2011.11.28)(一部抜粋)

日経BPコンサルティング調べ
―「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2011/2012」―
ランキング1位は大阪府立大学
レベルは全体に向上。ただしトップページの見やすさは年々低下

ランキング・トップ3校は大阪府立大学(公立)、岡山大学(国立)、電気通信大学(国立)の国公立大学が独占――。過去8回の調査でベスト3を国公立が占めたのは初めてで、独立法人としての意欲の表れかもしれない。また、広島工業大学(私立)、大谷大学(私立)、国学院大学(私立)の3校が新たにベスト10入りした。
...(略)...
 今回、国立・公立・私立を合わせて211大学のサイトを調査対象とした。全体の傾向をみると、平均スコアは前回の53.79点から55.68点へと上がっており、大学サイトのユーザビリティは着実に向上している。
 一方で、個々の診断項目のなかにはユーザビリティが悪化している項目もあった。特に今回、目立ったのは「トップページの長さ」である。ページが長くなるとスクロールが必要になり、情報が見渡しづらくなる。このため、ユーザビリティ上は減点の対象となるのだが、トップページの長さは年々、長くなっている。本調査で定めた長さの基準をクリアしていないトップページは、前回の115サイト(57.5%)から、今回は155サイト(73.5%)へと大幅に増えた。
 長くなったトップページの構成を見てみると、最初に表示される画面(ファーストビュー)には動きのあるFlashコンテンツや大きなイメージ画像を表示させ、続いてその下にニュース/トピックス欄を掲載する例が多い。特にニュース/トピックス欄は年々、長くなっている。これがトップページを長くしている大きな要因となっている。
 イメージ画面やニュース/トピックス欄が目立つ場所を占めるようになってきたため、それ以外の大学情報は探しにくくなってきている。なかには「大学概要」や「入試情報」といった、大学サイトにとって最も重要と思われるリンクまでもがファーストビューに表示されないサイトも散見されるようになってきた。
 大学サイトでイメージ作りに注力したい気持ちは分かる。しかし、Webサイトはイメージ以上にコンテンツへの誘導や機能の利便性が重要である。本末転倒の傾向は改める必要がありそうだ。...(略)...

なお、上位3大学は以下のとおり
1位 大阪府立大学
2位 岡山大学
3位 電気通信大学

ちなみに、調査対象となった大学は、国立・公立・私立を合わせて211大学であり全大学ではありません。

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