お茶の水女子大学 事務組織の改編について
お茶の水女子大学は、
事務組織を見直し、法人化以後の多様な変化に対応可能な体制を整備したそうです。
(お茶の水女子大学/2007.04.01)(抜粋)事務組織にチーム制を導入
本学は、中期目標・中期計画の達成に向け、効率的かつ適確に業務を推進する仕組みとして、以下の観点から事務組織を抜本的に見直し、法人化以後の多様な変化に対応可能な体制を整備いたしました。
《 事務組織再編の観点 》
○意志決定ラインの一元化
学長・役員会と一体になって業務を遂行する観点から、事務組織を総務、教育、国際・研究及び学術・情報の4機構長の直轄とし、指揮命令系統の一元化
○戦略体制の整備
学長のスタッフラインの充実強化と学長室の整備○柔軟な組織構造と優れた人材の登用
業務の繁閑に応じて、より柔軟かつ機動的な対応が可能となるチーム制の導入。
また、優れた人材のチームリーダーへの登用○組織ミッションの明確化
共通業務の集約化、職務権限の明確化による組織目標の共有化
また、業務改善に関する取り組みについても同大学のサイトで公開されています。
(お茶の水女子大学)(一部抜粋)国立大学は法人化に伴い大学独自で様々な制度を導入できるようになりました。本学がこれまでの業務等を積極的に見直し、改善・合理化を行うことは全学を上げて取り組むべき喫緊の課題であり、加えて、業務コストの削減により生み出される財源は、教育研究分野へ環流させる明確な姿勢が求められているところです。
本学は、国から交付される科学技術振興調整費により、平成18年度から20年度までの3か年計画で「女性研究者支援モデル育成プログラム」事業を実施しているところです。これは、女性研究者を積極的に育成するため「女性研究者に適合した雇用環境モデル」を構築することを目的とし、①勤務時間の徹底、②仕事と家庭を両立させるライフスタイルの実践、③女性研究者のための様々な支援活動と意識改革、④それらの事業の有効性や実行可能性を検証して他研究機関へ波及させることなどを行う事業です。
本学は、この事業の実施に併せて、本学独自の業務改善事業にも取り組むこととし、両者があいまって新しいお茶の水女子大学の環境モデルが構築されるよう、次に掲げる施策を実施することとしました。
本学構成員のご理解とご協力をお願いします。1. 「9時5時体制」を構築するための基本事項
(1) 原則として毎週木曜日を定時帰宅日とします。
(2) 会議時間の短縮と会議資料の簡素化を一層促進してください。
2. 「仕事を減らそう・無駄な仕事をなくそう」のための実施事項
本学では、平成19年5月1日から31日までを「業務改善月間」と定め、次に掲げる業務改善事業を実施いたしました。
(1) 業務改善「アイデアコンテスト」の募集
提案のあった全ての内容について、担当チームにより費用対効果等について精査し、実現に向けた検討を進め、対応方針を公表していきます。
(2) 業務改善「アクションプラン2007」の策定
アクションプラン2007は、業務改善スケジュールや経費削減効果等が記載されたロードマップです。今後も、四半期毎の進捗状況を公表していきます。