2007年7月13日

慶應義塾大学 Googleブック検索図書館プロジェクトと連携

慶應義塾大学は、
Googleの「Googleブック検索図書館プロジェクト」と連携して、慶應義塾図書館の蔵書等のデジタル化(著作権保護期間が満了したもの)を行うようです。
デジタル化された蔵書は随時公開されるそうです。


(慶應義塾大学/2007.07.09)(一部抜粋)

「デジタル時代の知の構築」に向け、Googleとの連携による図書館蔵書のデジタル化と世界にむけての公開を決定

 このたび慶應義塾は、創立150年記念事業の一環として、Googleが世界で展開しているGoogleブック検索図書館プロジェクトと連携し、慶應義塾図書館が保有する蔵書等のデジタル化と公開を共同で行うことに正式に合意、7月6日に記者発表を行いました。

 このプロジェクトは、海外ではすでに、ミシガン大学、ハーバード大学、スタンフォード大学、オックスフォード大学など北米、ヨーロッパの25機関と連携して展開されていますが、欧米以外の地域では、慶應義塾大学が初めてとなります。

 具体的には、慶應義塾図書館の所蔵する蔵書の中で、著作権保護期間が満了した約12万冊をデジタル化し、GoogleのGoogleブック検索を通じて、世界に公開します。12万冊の内訳は、明治初期までに日本で発行された和装本と、明治・大正期・昭和前期の日本語図書となります。その中には、福澤諭吉の数々の著書も含まれます。慶應義塾関係書籍については先行してデジタル化され、デジタル化が完了した資料は随時公開されます。

 これにより、慶應義塾図書館が推進している来館型と非来館型(ネットワークを通じた図書館サービスの利用)双方を包含するハイブリッド(混合)型サービスの進展を加速することができます。また、慶應義塾はかねてより、学内にアナログ情報として存在する学術情報、技術情報や図書館の蔵書といった様々な「知」をデジタル化し、グローバルな公開と流通を意図した「デジタル時代の知の構築(注)」活動の推進を行っており、今回の連携はその展開の大きなステップとなります。

[関連サイト]
Googleブック検索図書館プロジェクト

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