2006年8月30日

「大学ブランドに関するアンケート」調査結果(船井総合研究所)

船井総合研究所が全国150校の大学・短期大学に対して行った「大学ブランドに関するアンケート」の調査結果が同研究所のサイトで公開されている。

船井総合研究所/2006.08.02)(一部抜粋)

研究業績か?それとも就職率か? 国公立大と私立大・短大で経営に意識の差(PDF)

■ 国立大は「社会還元」を、私立大・短大は「就職対策」を意識している
大学側が認識する「大学のブランドを構成する要素」について21 の選択肢の中から回答を求めた(複数回答)結果、国立大、公立大、私立大、短大ともに「卒業生の活躍」「大学の知名度・認知度」「大学の歴史・伝統」の3つが上位を占めた。
ただし4 番目以下に挙がる要素では国立大は「研究業績」が筆頭に挙がるのに対し、公立大、私立大、短大では「就職率」が筆頭となり、国立大とそれ以外の大学では、意識している要素の違いが明確化した。
全般的に国公立は「研究業績」「社会貢献」など社会還元に関する要素が上位に挙がっているのに対し、私立大・短大は「就職率」「資格取得」など在校生の実益に関する要素が上位に挙がっている。

■ 産学連携に意欲的なのは私立大よりも国立大
近年、大学においても「顧客」や「ステークホルダー」という考え方が浸透しつつある。そこで、大学側が認識する「大学にとっての顧客」について7つの選択肢の中から回答を求めた(複数回答)ところ、国立大、公立大、私立大、短大ともに「在校生」と答える回答が最も多かった。
選択肢の中で差が生じたのが「産業界」であり、国立大の70%を超える大学が「企業を顧客」として認識している一方、公立大、私立大、短大では「産業界」を顧客と捉える大学は40%に満たず、ここでも国立大とそれ以外の大学の意識の格差が明確化した。

調査結果の詳細はこちら↓
「全国150校 大学ブランドに関するアンケート調査結果」(PDF)

ブランド力向上のための取り組みや、その評価方法なども調査項目としてあり、どのような形で取り組んでいるのかなどもわかりますので、是非、お時間があれば・・・。

[関連サイト(当Blog内の過去記事)]
高校生は、知名度重視!?

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