2006年5月15日

神戸大学 特許出願の取り下げ

 神戸大学において、同大の大前伸夫教授が特許の出願をしていたのですが、実際は実験していないデータを出願書類に記載していたことが分かり、出願を取り下げたようです。

(神戸大学/2006.05.09)(一部抜粋)

学生、卒業生、教職員の皆さんへ

4月27、28日に新聞、テレビなどで一斉に報道された神戸大学教員の特許出願をめぐる件について、学生、卒業生、 教職員、本学関係者の皆さんに大変な御心配をお掛けしましたことは、学長として誠に遺憾に存じます。

本件は、本学教員が出願していた特許の申請書に関して、一部不適切な記載があるとの指摘を受け、 特許出願などを取り扱う本学連携創造本部において調査し、その申請書の一部に記述不十分なところがあると判断し、 発明者の同意を得た上で、特許出願取り下げを特許庁に申請したものであります。

神戸大学は、この件に関し、4月29日に緊急役員会を開催し、「神戸大学特許出願等に関する調査委員会」を設置し、 既に詳細にわたる調査を開始しております。

本件は特許出願に関係するものであり、学外の専門家にも参加いただき調査しなければならないことから時間を要しますが、 正確な情報に基づき調査を進め、事実解明をしてゆく所存であります。

論文や申請書類などの捏造や無断盗用の報道を最近よく耳にします。
なんどもいいますが、こういうもののチェックってなかなか難しいのでしょうか。
そういうシステムがあれば需要はあるとおもうのですが・・・。

[関連サイト]
神戸大学
神戸大学工学部
神戸大学連携創造本部

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