2006年2月17日

金沢大学 産学官の連携で100円バス運行

産学官の連携で大学周辺にバスを運行するそうです。

(金沢大学/2006.02.15)(引用)

旭町周辺~角間キャンパス100円バス運行で北陸鉄道と協定
 
 本学は,学生らの大学への交通の利便性を向上させようと,学生が多く居住する旭町周辺バス停と角間キャンパスの間のバス運賃を100円とすることで北陸鉄道㈱と合意し,2月15日協定を締結した。協定は「バストリガー協定」と呼ばれ,公共交通機関の利用促進を図る金沢市の提案により実現したもので,18 年4月から1年間の実証実験として運行される。「トリガー」とは,誘因,引き金という意味で,これまでの170円から200円の運賃区間を100円とすることで利用を促進する。今年度の利用実績から算出した採算ラインを下回った場合は,運賃をもとに戻すことを含めた見直しを行うという全国でも初めての取組みとなっている。

 締結式で,山出保金沢市長は「今回の取組みを成功させ,今後,市内の他大学や大学以外の地区,また,全国的にも広まるとよい」と,林勇二郎学長は「学生への啓発活動を進め,学生自身もメリットを感じることで,利用促進を図りたい」とそれぞれあいさつした。

 採算ラインを上回るには,これまでの1.8倍から1.9倍の利用が必要だが,1月に学生に行ったアンケートによると,100円バスが運行されれば利用すると回答した者が,晴れで2.6倍,雨で1.6倍,雪で1.4倍,全体で2.1倍に上っている。採算ラインの算出はIca使用の場合のみカウントされることになっており,Icaを使用すれば実質約90円で利用できることから,本学では,学生・教職員らにIcaでの利用を呼びかけることとしている。


ちょっとした特集ページもあったのでご紹介
路線バス100円運行

この運行は、算出された採算ラインを下回った場合、次年度は運行しないということもきめられているようだ。


[関連サイト]
金沢大学
北陸鉄道株式会社

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