2005年7月25日

京都 高校へ模擬授業をネットで配信

京都府の教育委員会が、大学の模擬授業を高校にインターネットで配信することをはじめました。「京の学び探訪」という事業だということです。

あくまで、狙いは高校生への教育がメインだと思いますけど、
大学としてはよいアピールになりますよね・・・。

(京都新聞/2005.07.22)

大学の模擬授業、ネットで配信
京都府教委、「学び探訪」開始

 大学が少ない京都府北部の高校生にインターネットで大学の模擬講義を配信する府教委の「京の学び探訪」事業がスタートした。知識重視になりがちな日常の授業とは異なり「模擬講義を通じて物事の見方や考え方に触れ、今後の学び方の刺激にしてもらいたい」(高校教育課)と期待を寄せている。

 事業は府立学校や府教委を結ぶ「京都みらいネット」を通じ、遠隔地の高校に模擬講義を配信する。2年目となる今年は初めて京都教育大と府立大、京都大の国公立3大学を加え、9大学が10講座を受け持つ。22日には京都教育大の小谷裕実助教授が西舞鶴高II類人文系の1年生40人に向け、京都市上京区の府教育庁から「特別な配慮の必要な子どもたち」をテーマに講義した。

 小谷さんは前方に映し出されたスクリーンで生徒の反応をチェックしながら、小児科医として出会った子どもの姿から教育の重要性を痛感し、教員を目指す学生を教える立場となった経緯を説明。さらに「子どもの持てる力を引き出すには学校の先生の役割が大きい」と話した。
 一方、生徒からは「低出生体重児が生まれる割合はどのぐらいか」「大学での教育内容は?」といった質問が寄せられた。

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