2005年7月26日

南カルフォルニア大で漏洩?

アメリカの大学での情報漏えいが次々と発生(?)しています。

今回は南カリフォルニア大学。

情報の件数でいうと、27万人。
さすがにアメリカはこういうことでも規模が大きいですね(汗)

でも、ちょっと気になったことがあります。
アメリカの大学での情報漏えい事件・事故は、「ハッカー」などによるシステムへの不正侵入によるものが多く、日本の大学ではCD-ROMの紛失など内部のミスなどによるものが多いということです。
こういうところにも、国の違いってでてくるものなのですね。

それともアメリカのほうがハッカー人口(?)が多いのでしょうかねぇー。

(インターネットコム/2005.07.20)

南カリフォルニア大学で個人情報漏洩の恐れ

教育機関からの個人情報流出が相次ぐなか、今度は南カリフォルニア大学 (USC) がコンピュータセキュリティを破られ、重要な個人データが漏洩した恐れのあることを19日、明らかにした。

約27万件の情報を収めた USC の入学関連のオンラインデータベースに先月、何者かが侵入し、過去の入学志願者の氏名や社会保障番号を含む情報が流出した可能性があるという。米国ではここ数か月だけでも、重要なデータを紛失する大学が続出している。

USC はどの記録が流出したのか特定できなかったが、ある報道関係者からデータ流出に関する情報を受け、6月20日に侵入の事実を知ったという。

同校のサイトは新たなセキュリティ対策を施し次第、ただちに復旧の予定だと、同校の入学および学資支援業務の責任者 Katherine Harrington 氏は語った。

ただし、同氏によれば、実際に流出したのは情報のごく一部に過ぎない模様だという。

「大規模なデータのダウンロードが行なわれていないことは確信している」と Harrington 氏は述べた。

今年3月、カリフォルニア州立大学チコ校では、宿舎および給食サービスのコンピュータシステムがクラッカーの侵入を受け、このシステムには在校生、卒業生、入学志願者、さらに教職員を含む約5万9000人分の情報が収められていた。

またボストン大学でも同月、12万人にものぼる同窓生からの寄付集め用データベースに直結したコンピュータが侵入を受けた。このコンピュータには氏名、住所、社会保障番号などの重要な個人情報が入っていた。

同じく3月にはハーバード大学でも、クラッカーが入学業務システムへアクセスし、結果発表の前に合否がわかるよう、入学志願者向けにログオンの方法を流すという事件があった。


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