東海大学 「航空操縦学専攻」
大学卒業で操縦士ライセンスが得られます。
これも産学連携というんですね・・・。
なんだか技術者養成の色が濃いので、専門学校のような気がします。私だけでしょうか・・・・。
(東海大学)本学は、国内初の「航空機操縦士養成コース」を2006年4月に開設します。その記者説明会を、6月21日(火)、東京都千代田区・霞が関ビルの東海大学校友会館で行いました。
これは、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区/以下ANA)と独立行政法人航空大学校(所在地:宮崎県宮崎市)の協力のもと、東海大学工学部航空宇宙学科に「航空操縦学専攻」として新設するもので、6月20日(月)に文部科学省に届出をいたしました。大学に、民間航空機の操縦士を養成するコースが設けられるのは国内で初めてです。
本学とANAは、航空産業関連の講座を開設するなど「産学連携プログラム」を実施します。また、操縦士ライセンス(JCAB・事業用操縦士技能証明)は、提携の調整を進めているアメリカのノースダコタ大学航空宇宙学部に留学して取得する予定です。航空操縦学専攻の学生は、操縦士ライセンス(JCAB・事業用操縦士技能証明)とともに、卒業時には「学士(工学)」の学位が与えられます。また、奨学金制度の新設も予定しています。
説明会には、ANAから山元峯生・代表取締役社長、豊島進・ANA総合研究所部長が、本学から松前達郎総長、高野二郎学長、航空宇宙学科航空操縦学専攻設置準備室の松本亮三室長が出席。出席者より今回のプロジェクトの意義やその概要などが説明されました。次いで、ANAから学校法人東海大学への教育プログラムの提供に関する「調印式」を実施。最後に質疑応答を行い、説明会を終了しました。
(日本経済新聞)全日本空輸(ANA)と東海大学は21日、パイロット養成での提携を正式に発表した。東海大は2006年度から、工学部の航空宇宙学科内に「航空操縦学専攻」を設置。初年度は30人を募集する。将来は学科への昇格を検討し、年間60人程度の養成を目指す。
学生は在学中に1年半程度、米ノースダコタ大学に留学して、操縦訓練を受ける。学費などの必要経費は1500万―1600万円程度の見込み。
山元峯生社長は21日の会見で、今後のパイロット確保について「東海大の卒業生と航空大の卒業生を安定した供給源と位置づけ、自社養成で年度ごとの増減を調整する」と話した。全日空にとっては1人当たり2000万円程度かかる基礎訓練の費用を抑制できる。
(2005/06/21)