2005年6月18日

入試の改革を先送り?!?!

国立大学協会は、入試制度の抜本的な改革をまた先送りにしたようです。

とりあえず、今の高校一年生(08年度入試)から三年生(06年度入試)の入試は、そのままの制度で行うようです。

国立大学は豊な財源などを基にいろいろできるからいいですけど、私立大学は国立大学の動き方を見て動くこともありますから、こういった制度の改革の先送りなどは、いたるところに影響をおよぼすんじゃないでしょうかね・・・。

私の関連する業務には、いまのところまったく影響がないですけど・・・。

大学にいながら、「入試」とはまったく縁のない私です。

[関連サイト]
国立大学協会

(日本経済新聞)

国立大学協会、入試の抜本改革を再び先送り

 国立大学協会(会長・相沢益男東工大学長)は16日、東京都内で総会を開き、法人化を受け2008年度の実施を目指して議論してきた入試の抜本改革を先送りすることを決めた。今の高校1年生が受験する08年度入試は06、07年度と同じ分離分割方式を踏襲する。

 一部の私立大が実施している秋季入学制度について「各大学の賛否は分かれており、高校の年度開始時期などと併せて国民的な検討がなされることが望ましい」とする報告も了承した。

 入試改革については昨年11月の総会で、07年度実施の予定を08年度に先送りした経緯がある。この日の総会では、「数年後」の実施を目標に、今年度中に改革の具体案をまとめることで一致した。国大協は多くの大学から分離分割方式の前期、後期の定員配分比率の自由化などを求める声が出ていることから、入試制度の改革を検討。しかし今年4月、各大学を対象に行った調査で、自由化すれば前期日程に定員が集中する可能性があることが分かり、「受験機会の複数化」などの理念を維持できるか疑問になったとして、08年度からの改革を断念した。
(2005/06/16)

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