2005年5月22日

株式会社を設立?!

京都産業大学が学生サービスの向上を目的とした株式会社を設立したようです。

業務内容は自動販売機の設置から、警備、食堂運営など様々なようです。

(京都産業大学/2005.05.18)(一部抜粋)

株式会社設立 「大学と学生に利益を」

 本学が株式会社を設立する。商号は「サギタリウス企画」。大学への貢献と学生へのサービス向上が主な目的である。資本金は1千万。業務内容は、自動販売機の設置管理から人材派遣業まで多岐に渡る。新会社が新しく業務を担うことで、販売価格の低下やサービスの向上が見込める。今後の展開が大きく期待される。


 株式会社「サギタリウス企画」は学生へのサービスを基本として、大学、消費者双方に利益が出ることを目標とする。

 資本金は1千万円。本学が全額を出資し、株主となる。設立目的は学生へのサービス向上、学外への流出経費を大学に還元、アウトソーシングによる大学業務のスリム化、支出抑制による経費削減とする。「本学には学生だけで約1万3千人が集まっている。人が集まれば大きな需要と、それに伴う利益が生まれる」と同社代表取締役である西浦明さんは語る。現在は自動販売機の設置や清掃・警備・食堂など、あらゆるサービスをさまざまな会社に委託している。直接新会社が一括管理すれば品質の統一やサービスの向上が期待できる。大学の敷地内であることもあり、ニーズ、クレームにも対応しやすい。「学生の下宿・アパートの斡旋、リサイクル店、人材派遣業務など、ニーズはいくらでも出てくる。夢のある会社ができる」と西浦さんは意気込む。

 商号の「サギタリウス企画」は、昨年12月から今年1月にかけて社名の募集を行い、教員の提案を採用した。本店は今年2月から神山ホール3階に開設している。当分はリスクが少ない利益を目指すべく、コミッションビジネスを中心に行う。西浦さんは「シミュレーションを繰り返してきた。初年度は2~3億円の売上を見込んでいる」と語る。最初は自動販売機の設置、運営などから行っていく。

 現在、収益事業会社を設立している大学は40校を超える。大学の収益事業会社として有名な企業では、年間100億円近い売上を上げている立命館大学の「株式会社クレオテック」がある。他の大学でも収益事業会社の売上が伸びている状況だ。

 本学では帰属収入(平成15年度実績)の81.5%が学費に依存している。他大学と比較しても高い割合である。これは大学への寄付金、資産運用収入、事業収入などが少ないことが原因のひとつ。ここ数年、18歳人口は減少し、大学は生き残りを賭けた厳しい競争のなかにいる。学費の増額は受験生減に直結し、かつてのように学費の調整で収支の均衡を保つのは難しい。そこで、活気ある大学にするためにも株式会社設立を目指すに至った。「本学は、大学の開設当初に『株式会社 産大事業部(業務=損害保険代理業)』を設立していた。当時、大学が子会社を持つという例はなく、画期的であった。しかし、本学が、毎年数万人の受験生を抱えるようになり、会社運営に時間が割けなくなってきたため、会社を解散した」と西浦さんは語る。

 新会社の本格的な営業は4月を目標にしている。HPの開設も予定している。

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コメント[2]

京都産業大学には、大学生協がありません。
食堂などは、大学が直接業者とやり取りしていました。
今回は、そういった学生サービス部門について、他大学なら
生協がやっているような部分をサギタリウス企画に業務委託
した、という形です。

生協がない分、ファミリーマートやマクドナルドなど、大手の
企業がたくさん入っているのもいいんですけどね。

>柚葉 さん

大学生協は、ほとんどの大学に入っているものだと思っていました・・・。

いろいろはお店があるといろいろ面白いと思いますけどね。