2005年3月 9日

北海学園大学 「寄付講座」?

企業が講座の運営資金を支出するという寄付講座。
北海道の私立大学でははじめての試みのようです。
全国規模でみると、寄付講座って結構あるのですか?

(朝日新聞)

成功のカギ、学生に伝授

  家具・インテリア用品販売チェーン、ニトリ(札幌市)が4月から北海学園大大学院経営学研究科で「流通・サービスを科学する」と題した講座を開設する。同大経済学部OBの似鳥昭雄社長が、小さな家具店から身を起こし、東証一部に上場するまでの「サクセスストーリー」を解き明かす。道内の「勝ち組」企業の経営者らも次々と教壇に立つ。次代を担う道産子経営者育成が狙い。8日には似鳥社長と同大の講座締結式も行われる。

  「最近の学生は『北海道に住んでいたい』という。それでは志が低い。『本州に出てチャレンジし世界を飛び歩け』と奮起を促したいんです」

  似鳥社長は講座開設の思いを語る。運営資金の多くをニトリが支出する「寄付講座」と呼ばれる方式をとり、最低5年間は続ける方針。

  初年度の前期は「難関をどう乗り切ったか」を共通のテーマに、いずれも札幌に本社がある道内の流通大手企業の経営者らが相次いで講師として登場する。調剤薬局の大手、アインファーマシーズの大谷喜一社長、銘菓「白い恋人」の石屋製菓、石水勲社長、外食チェーン「びっくりドンキー」を経営するアレフの庄司昭夫社長、ホームセンターチェーン、ホーマックの前田勝敏社長、それにスーパー、アークスの横山清社長だ。

  後期は流通業研究を専門とする学者の講義を中心とする。

  講座は、大学院生が対象だが、希望があれば社会人にも公開するという。
(2005/03/08)

[関連サイト]
北海学園大学
ニトリ

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