文部科学省 「検討の方向性・課題の整理に関する中間まとめ」
文部科学省は、
今後の国立大学法人等施設の整備充実に関する調査研究協力者会議において取りまとめられた「検討の方向性・課題の整理に関する中間まとめ」を公表しています。
(文部科学省/2014.08.12)(一部抜粋)
今後の国立大学法人等施設の整備充実に関する調査研究協力者会議(平成25年度~)「検討の方向性・課題の整理に関する中間まとめ」...(略)...次期5か年計画の基本的な考え方については、以下の方向性により検討していくことが必要。
1.安全・安心な教育研究環境の基盤の確保
○学生や教職員の安全確保はもとより、国土強靱化の要請等を踏まえた耐震対策や防災機能強化を一層推進。
○老朽化した膨大な既存施設について、長寿命化により、中長期的な改修・維持管理等に係るトータルコストの縮減や予算の平準化を図るなど、改修を中心とした老朽改善整備を計画的に推進。2.サステイナブル・キャンパスの形成と地域との共生
○大学等の社会的責任として、地球環境への配慮や、施設運営の適正化等の観点から、省エネや維持管理
コスト削減等に資する整備を重点的に推進。
○国立大学等が地域・社会と共生していくためのキャンパス整備を推進。3.国立大学等の機能強化への対応
(1)国立大学等の機能強化を活性化させる施設整備
○「国立大学改革プラン」等を踏まえ、各大学等の強み・特色を最大限に生かし、キャンパスを創造的に再生していく整備を着実に推進。
○グローバル化、イノベーション創出や人材養成機能の強化等のため、先端的な教育研究の拠点となる施設整備を重点的に推進。
○女性研究者や障害のある学生、留学生、外国人研究者、地域住民など多様な利用者への配慮。
(2)教育研究の活性化を引き起こす老朽施設のリノベーション
○「(1)国立大学等の機能強化を活性化させる施設整備」を踏まえ、新たな教育研究等を実施し、活性化を引き起こすため、老朽施設のリノベーションを重点的に推進。
※ 本中間まとめにおいて「リノベーション」とは、教育研究の活性化を引き起こすため、施設計画・設計上の工夫を行って、新たな施設機能の創出を図る創造的な改修を指す。
(3)継続的に医療等の変化へ対応していくための大学附属病院施設の整備
○個々の大学附属病院の機能・役割を踏まえた変化に対応する病院施設の整備を着実に推進。4.計画的な施設整備推進のための方策
○計画的な施設整備の推進のための、財源の安定的、継続的な確保。