2013年3月12日

慶応義塾大学 飲酒事故の根絶に向けての再発防止策

慶応義塾大学は、
2013.02に同大学の学生が急性アルコール中毒により亡くなったことをうけ、再発防止策をうちだしています。

(慶応義塾大学/2013.03.11)(一部抜粋)

学生の飲酒事故の根絶に向けて

2013年2月5日、本大学の男子学生が、所属する公認学生団体の学外における懇親会の翌朝、救急搬送されたのち急性アルコール中毒により亡くなりました。大学では、懇親会に参加した十数名に事情を聴く等、慎重に調査を行ったところ、参加者はすべて成人で、飲酒の強要やお互いを煽りたてるような飲酒、イッキ飲み等は認められませんでした。しかしながら、飲酒が原因の大変不幸な悲しい事故であり、学生の生命が失われてしまったことは取り返しようがなく、本大学では事態を厳粛に受け止めております。当該団体でも衝撃は大きく、現在活動を自粛しております。

本大学では、昨年6月にも学生が急性アルコール中毒により亡くなるという事故がありました。以来、飲酒事故防止のための注意喚起に力をいれてまいりましたが、再びこうした事故が起きたことは大変残念でなりません。
慶應義塾は学生一人ひとりの生命の安全を考え、このような不幸な事故が繰り返されないよう、学生の飲酒事故を根絶するため改めて再発防止を図り、今後さらに一層の注意喚起を行うとともに、飲酒に関する正しい知識を学生に身につけさせることに努める所存です。学生各自が適切な知識、判断に基づいた行動をとることを切に望みます。
最後に、亡くなられた学生のご冥福を祈り、ご家族のみなさまに心より哀悼の意を表します。


【実施予定の再発防止策】
 <学生全員を対象>
・注意喚起文を学内掲示、塾生(学生)向けウェブサイトでの掲示、学生全員へのメール送付
・広報誌「塾」春号に、注意喚起文および医師による急性アルコール中毒の解説文掲載
 <公認学生団体を対象>
・会長(教員)・代表学生に注意喚起文、およびアルコールハラスメント防止冊子の送付
・オリエンテーション実行委員会作成パンフレットへの注意喚起文掲載
・公認申請時に飲酒事故対策資料の提出を義務づけ
・各合宿シーズン前に注意喚起文を送付
 <新入生を対象>
・新入生全員に、アルコールパッチテスト・キットおよび注意喚起文の送付
・新入生に配布する冊子「塾生案内」へ注意喚起文掲載
・新入生ガイダンスでの注意喚起
 <教員対象>
・教員向けに「飲酒に関する研修」を実施
...(略)...

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