2012年11月 1日

全国大学サイト・ユーザビリティ調査2012/2013

日経BPコンサルティングが行った
「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2012/2013」の結果がまとまったようです。

(日経BPコンサルティング/2012.10.31)(一部抜粋)

日経BPコンサルティング調べ
―「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2012/2013」―
ランキング1 位は大阪府立大学―2年連続―
動画・SNS・スマホ対応も同時調査/Facebook、twitterへの対応は2割強

ランキング1位は大阪府立大学(公立)で、昨年に引き続きトップの座を保った。これに2位福岡工業大学(私立)、3位電気通信大学(国立)が続く。前回28位から新たにベスト10入りした愛知教育大学(国立)は7位に付けた(参考資料:スコア・ベスト10)。日経BPコンサルティング(東京都港区、戸田雅博社長)は、大学サイトのユーザビリティ(使いやすさ)を評価した「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2012/2013」の結果をまとめた。
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一方で、個々の診断項目のなかにはユーザビリティが悪化している項目もあった。特に今回、目立ったのはトップページに「動く要素」を置くサイトが増えたことだ。動く要素があると視線が奪われて、ナビゲーションの妨げになってしまうのだが、この傾向はここ数年加速しており、今回は、動き・点滅・スクロールのある要素を掲載しているサイトが6割を超えた。
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動画については、大学紹介ビデオ、キャンパス紹介ビデオ、クラブ活動ビデオ――などに分けて掲載状況を調べた。大学紹介ビデオは国公立大学と私立大学で大きな差があった。私立大学の掲載率が3割強にとどまっているのに対して、国公立大学は6割弱と高い。一方、キャンパス紹介やクラブ活動は私立の掲載率が高かった。

SNSのアカウントを取得している大学は、Facebookが全体の21.8%、twitterが全体の24.2%だった。国公立と私立では、私立がやや積極的だ。

発信している情報を見るとニュースリリースと同じ内容である場合が多いのだが、一方で工夫を凝らしている大学もある。Facebookでは、関西学院大学、上智大学、早稲田大学、慶應義塾大学、立命館大学、立教大学などが写真を使ってクラブの試合やイベントの様子を伝え、独自の情報発信をしていた。これらの大学では4000以上の「いいね!」を獲得している。

Twitterは140文字という制限があるが、リアルタイムなツイート感覚が特徴。龍谷大学ではこれを生かして、野球部の試合実況をツイートしていた。「5回裏は3ランを浴びて3点リードされた」「6回表は追いつきたいが無得点」といった具合だ。フォロワーになればリアルタイムに近い感覚で結果を知ることができる。

スマートフォンの画面サイズに合わせてデザインしたページを用意している大学は全体の16.6%。常に携帯しているスマートフォンから見やすくすることで、大学のサイト情報をより身近に感じてもらおうという試みだ。対応には国公立と私立で大きな差があり、国公立の6.0%に対して私立は23.6%が対応していた。

なお、上位3大学は以下のとおり
1位 大阪府立大学
2位 福岡工業大学
3位 電気通信大学

ちなみに、調査対象となった大学は、国立・公立・私立を合わせて211大学であり全大学ではありません。

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