慶應義塾大学 学生の飲酒事故の根絶に向けて
慶應義塾大学では、
2012年6月に同大学の学生が多量の飲酒が原因で死亡したことをうけ、関連する学生団体(サークル)を解散させるとともに、下記のとおり学生の飲酒事故根絶に向けての文書を公式サイトに掲載しています。
(慶応義塾大学/2012.10.25)(一部抜粋)2012年6月27日に行われた本大学の公認学生団体の懇親会における多量の飲酒が原因となり、当該団体の学生が亡くなりました。その後、大学による調査を行い、当該団体に対する処分を検討した結果、2012年10月9日付で当該団体に対し、塾長名で解散を命じました。このことについては、10月18日から1週間、各キャンパス掲示板および在学生向けウェブサイトで告示しました。
事故直後からの大学による徹底的な調査の結果、飲酒強要の事実はなかったものの、集団でお互いを煽りながら多量に飲酒することが団体の中で常態化していたことが明らかになりました。当該団体における急性アルコール中毒に関する知識の欠如や認識の甘さがあったと判断せざるを得ない状況も確認されました。また、大学側から全学に向けての再三に渡る注意喚起があったにもかかわらず、多くの未成年者が飲酒していたこともわかりました。
慶應義塾は、学生一人ひとりの生命の安全を考えるとともに、教育機関として飲酒に関する社会的要請をふまえ、学生の飲酒事故を根絶するために厳格な態度で臨んでいます。今後も一層の注意喚起を行うことで、このような不幸な事故が二度と繰り返されないよう再発防止に努めたいと考えています。
最後に、亡くなられた学生のご冥福を心よりお祈りします。