東日本大震災により被災した大学へのモバイル型遠隔情報保障システムを用いた支援
日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークでは、
聴覚障害学生に対する情報保障体制を新学期から整えることが困難な大学に対して、「モバイル型遠隔情報保障システム」を活用した遠隔地からの情報保障支援を実施しているようです。
(日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク/2011.05.02)(一部抜粋)「被災地の聴覚障害学生を全国の大学生が支援-東日本大震災により被災した大学へのモバイル型遠隔情報保障システムを用いた支援の実施について-」
筑波技術大学(所在地:茨城県つくば市、学長:村上 芳則)に事務局を置く日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)では、東日本大震災で被災した大学のうち、聴覚障害学生に対する情報保障体制を新学期から整えることが困難な大学に対して、「モバイル型遠隔情報保障システム」を活用し、遠隔地からの情報保障支援を実施いたします。
本ネットワークでは、聴覚障害学生支援に積極的に取り組んでいる全国の大学・機関と連携し、高等教育機関等で学ぶ聴覚障害学生に対する支援体制の確立をはかることで、情報や実践の蓄積と、他大学・機関への発信の2つを目指して活動を行っています。このたびの震災に際して、連携大学機関及び関係者の皆様から「被災した東北地区の聴覚障害学生のために何か支援ができないか」という声が集まり、また、東北地区の大学の支援担当者から、通常の支援体制を整えるのが困難で、聴覚障害学生の学業に支障を来すおそれがあるとの状況報告を受け、遠隔での情報保障支援の実施に至りました。...(略)...