2010年5月13日

東京大学 「行動シナリオ FOREST 2015」

東京大学では、
全学が一丸となって目指すべき方針、とるべき行動を総合的に示している「行動シナリオ FOREST 2015」を作成したようです。

(東京大学/2010.03)(一部抜粋)

行動シナリオ FOREST 2015

//『行動シナリオ』の公表にあたって//
2009年4月、総長に就任した私は、6年間の任期中における大学運営の基本姿勢として、「森を動かす。世界を担う知の拠点へ」と題する所信を公にしました。高度で多様性に富む東京大学の知の営みを鬱蒼とした森に譬えながら、国立大学法人化の精神と仕組みを踏まえてさらに大きく発展させていく決意を述べたのです。東京大学は、国民から付託された知の資源を最大限に活用し、社会各層と幅広く手を携えながら未来の社会に対する公共的な責任を担っていかなければなりません。この『行動シナリオ』は、2015年3月に至る私の任期中に、何を目指し何を行おうとしているのかを明らかにするために作成したものです。...(略)...

なお、職員に関する記述もありますので、ご紹介しておきます。

(東京大学/2010.03)(一部抜粋)

6.プロフェッショナルとしての職員の養成

//達成目標//
■ 能力・適性を有する職員が、幅広い経験を通じて管理・企画能力を磨き、大学経営に一層深く参画する。併せて管理運営に携わる教員の力量を高め、教職協働により大学運営を担う。
■ 職員がチームワークによって教員を支援し、世界最高水準の教育研究活動が柔軟かつ機動的に展開できるようにする。
■ 職員全体の専門性や技能を高め、高度な資格・学位を有する職員の割合を大幅に増やす。【例:英語実技検査の上級レベル(TOEIC800点以上)の職員の3倍増を目指す。】
■ 全ての職員が実力本位で評価・処遇され、活躍の場や機会が柔軟に提供されるようにする。【例:役員など法人経営に参画できる職員の拡大、2020年までに女性幹部職員の登用率20%を目指す。】
■ 全ての職員が大学の公共性を自覚して職責を遂行するとともに、無駄を省き、業務を効率化・合理化する工夫を凝らす。

//主要な取組、検討事項の例//
○ キャリアパスの提示
・キャリアモデルの提示による職務に必要な能力・経験等の明確化
・プロフェッショナルとして職務に取り組む意識の涵養、機運の醸成
・職員のキャリア目標の計画とその実現のプロセスを通じた職員の育成
...(略)...

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