2009年3月 6日

聖マリアンナ医科大学 不適切な会計処理があり学長を解任

聖マリアンナ医科大学は、
厚生労働科学研究費などの不適切な会計処理があったことについての報告とお詫びを公式サイト上に掲載しています。

なお、学長は本件にかかわっていたとして解任されたようです。
(ただし、不適切な会計処理があったのは学長就任前とのこと。)

(聖マリアンナ医科大学/2009.03.04)(一部抜粋)

公的研究費の不適正使用について

このたび、新聞等で報道がございました、本学における公的研究費の不適正な経理処理につきまして、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。
 また、公的研究費の管理・監督すべき立場である学長が、就任前とはいえ本件の指摘対象者として不適正な経理処理を行なっていたことは甚だ遺憾であり、責任の重大性を深く受け止めるとともに、今後、大学の社会的責任として、本件の概要を明らかにし、当該研究者への処分を含め、ご報告していく所存です。

//概要//
 平成20年11月18日から同月21日に亘り実施された、会計検査院による公的研究費に係る実施検査の結果、2件3名が関わる公的研究費の経理処理について、不適正な処理があるとの指摘を受け、平成20年12月1日調査委員会を発足させました。
 会計検査院からの指摘内容は、1.前学長(予防医学教授)がおこなった厚生労働科学研究費のうち、平成15年度及び平成18年度の研究費において、経理処理上は消耗品の購入となっているものが、実際は「全国百貨店共通商品券」(以下「商品券」という。)を購入していたものであり、内訳は平成15年度 3,450千円、平成18年度5,500千円、総額8,950千円が不適正経理処理であるとの指摘を受けました。
 2.本学教授(難病治療研究センター教授)が主任研究者で、他の教授(当時難病治療研究センター助教授)が分担研究者となっている、平成15年度私立大学等経常費補助金特別補助に係る経理処理において、消耗品の購入と計上されている研究費のうち、26,000千円の消耗品が翌年度に納入されており、「預け金」に該当すると指摘されました。
以上の事実に基づき、平成15年度以降の公的研究費について、全件調査し報告するよう求められました。
 本学調査委員会は、平成15年度以降の公的研究費に係る研究者152名に対し、採択された研究課題及び受領した研究費について調査いたしました。
...(略)...

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