2008年10月16日

一橋大学 学生が寮で死亡、急性アルコール中毒か(2)

一橋大学は、
2008.04.27に起こった死亡事故(新入生歓迎コンパによる飲酒事故)について、関連する学生の処分を行ったようです。
あわせて、学長の給与の一部の自主返納、教育・学生担当副学長の辞職もあったようです。

(一橋大学/2008.10.14)(一部抜粋)

一橋寮における学生の死亡事故について

 本年4月27日(日)に、一橋寮内で行われた新入生歓迎コンパ終了後において、入学したばかりの前途有望な新入生が死亡するという大変痛ましい事故が起こったことは誠に遺憾であり残念でなりません。
 亡くなられた前途ある学生の方に対しましては、心から哀悼の意を捧げますと共に、ご遺族の方々に謹んでお詫び申し上げます。また、関係者の方々に深くお詫び申し上げます。

 一橋寮においては、従来から、寮内での未成年者の飲酒は厳禁してきており、また、新入生が入寮する時期や機会あるごとに飲酒に関する警告を発し、一橋寮の学生自治組織である寮委員会に対してもその指導を徹底してきたにもかかわらずこのような事態が起きたことは大変に残念であり、本学としての責任を感じております。

 本学は、このたびの事故に関して、死亡事故の事実関係を調査し原因を究明すると共に大学としての運営上の責任を明らかにすること、そして、再発防止策を講ずることが本学の果たすべき大事な責務と考え、事故後直ちに学生死亡事故対策本部を立ち上げ、さらに、学生死亡事故調査委員会を設置し、事故原因の究明と一橋寮を含む大学の運営上の問題点についての調査を進めて参りました。

 事故に関係した学生の処分については、この調査結果を踏まえて、本学の定める手順に則って学内の関係委員会での調査と慎重な審議を行った上で決定し、本学の公表基準にしたがって学内に掲示し公表しました。
また、この飲酒事故について大学としての運営上の責任を重く受け止め、学長は自ら給与の一部の自主返納を行うこととし、教育・学生担当副学長は責任を取ってその職を辞することといたしました。また、他の理事・副学長と一橋寮指導主事に対しては、学長から、今後、こうした事態の再発防止に万全の配慮をもって臨むよう厳重に注意しました。

 本学においては、このような飲酒事故防止の当面の対策として、学生死亡事故調査委員会の検討結果を踏まえ、これまでに、一橋寮の居住区分の見直しやこれまで尊重してきた一橋寮の学生自治組織の廃止のほか、全学において未成年者の飲酒の禁止やアルハラを許さないことなどの対策を行って参りましたが、今後、新たに設置した飲酒問題検討ワーキングにおける提案を踏まえつつ、このような飲酒による事故が再び起きることの無いよう再発防止策を検討して参ります。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://university-staff.net/mt/mt-tb.cgi/4083