2008年1月29日

大阪電気通信大学 大学院生がウイルス作成で逮捕

大阪電気通信大学の大学院生が、著作権法違反で逮捕されました。

アニメの画像入りのコンピュータウイルスを作成し、「Winny」で広めていたようです。
(なお、コンピュータウイルスの作成を直接処罰する法律は国内にないため著作権法違反での逮捕のようです。)

大学院生の逮捕をうけて、大阪電気通信大学は記者会見をひらいているようです。

(大阪電気通信大学/2008.01.24)(抜粋)

大学院生の逮捕について

本日1月24日、本学の大学院生が著作権法違反の容疑で逮捕されました。
特に、情報倫理教育を重視し実践していた本学としては、誠に残念でなりません。

容疑の詳細については、現時点で把握できておりませんが、早急に事実確認を行い、該当学生には適切な処分を行います。

学内から法令に触れる容疑者が出たことについて、世間の皆様をはじめ、関係各方面の方々、および在学生、保護者、卒業生の皆様に深くお詫び申し上げます。なお、今後とも情報倫理教育を強化していく所存です。


(大阪電気通信大学/2008.01.25)(抜粋)

情報倫理教育の強化で学長らが記者会見

 著作権法違反容疑による1月24日の大学院生逮捕に関連して、大阪電気通信大学は25日12:00から約1時間、寝屋川キャンパスA号館大会議室において記者会見を行いました。主な出席者は、元場学長、岸岡学生部長、松村情報処理教育センター長、情報倫理科目担当の森石講師、浪越事務局長、早野次長です。

 はじめに、逮捕容疑の詳細については司法の捜査と発表を待たなければならないものの、学内から法令に触れる容疑者が出たことについて、関係各方面の方々や在学生、保護者、卒業生等に学長からお詫びを表明しました。さらに今後においては、大多数の学生が受講する「コンピュータリテラシ」や「情報化社会と犯罪(情報社会と情報倫理)」の科目において、著作権・知的財産権、情報セキュリティ、個人情報保護などに関わる情報倫理の教育を一層強化してゆく具体的方針の説明を行いました。

 また会見では、大学が捜索を受けたわけではないこと、もともと学内ネットワーク上ではWinnyソフトは使用不可であること、原田ウィルスは不正な行為にからむため従来知り得なかったこと、などの質疑応答がありました。

 なお、報道関係の出席は、TV放送5社と新聞社7社など約32名でした。


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