2008年1月17日

愛媛県立医療技術大学 教員の相次ぐ退職で危機!?という報道

各種報道において、
愛媛県立医療技術大学で教員が大量退職する、という報道がされました。
それに対し、同大学は特殊なことではないとして以下のような文書を公開しています。

(愛媛県立医療技術大学/2008.01.11)(一部抜粋)

愛媛県立医療技術大学教員の退職について(Word形式)

 日頃から、本学の教育に対して、ご理解ご協力をいただいておりありがとうございます。
さて、先日来、教員の一斉退職による本学運営の不安を喧伝する報道がなされておりますが、本学としても困惑しております。
 本学のような看護系大学は公私立を問わず増加しており、看護教員の使命として均質な教育水準を維持するために全国規模で異動しております。本学も平成16年度の開学に当たって、教員を他大学等から招請しており、各講座において4年間で学内教員を育成してきました。この区切りがつく時期に来たことから通常の年に比べて少し多い退職者が出ることになりましたが、いずれの教員も出身地大学等へ異動されたり、医療現場に戻られたりすることによるものであり、特殊なことではありません。
 退職予定教員は、後任の確保を図るため年度途中の早い段階で年度末退職の意思を表明することが通例であり、本学としても看護系大学のネットワークの中で情報交換をしており、既に後任確保の目処がついております。
 このような事情や動きを承知せず退職者数のみに注目した報道について、本学として正しい情報をお知らせします。
開学以来、短期大学からの実績により、教員数及びその質は全国に見ても充実しており、
一般教養科目においては、非常勤講師も担当しておりますが、すべての専門科目は本学の専任教員が教育・指導にあたっており、来年度以降も教育水準を維持・向上する体制に変わりはありません。
 受験生並びに保護者の皆様、高等学校の先生方にこのことを十分ご理解いただき、本学への進学に当たって杞憂のないようお取り計らいいただきたいと考えております。  
 本年3月にはいよいよ第一期の学生が卒業し、新たな道を進み始めます。今後とも本学に対する期待と信頼をいただけるよう努力する所存でありますので、よろしくお願い申し上げます。


この件に関しての報道の一部・・・

(MSN産経ニュース/2008.01.10)

大学存亡の危機 教員10人一斉退職 愛媛県医療技術大

(愛媛新聞/2008.01.11)

学生や受験生困惑 医療技術大教員大量退職

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