2007年12月17日

大学入試センター 試験問題作成担当者のPCが盗難→問題差し替え

大学入試センターは、
試験問題作成担当者のPCが盗難にあったため、2008年1月実施のセンター試験の差し替えを行って実施するという対策をとったようです。

(大学入試センター/2007.12.14)(一部抜粋)

「試験問題の一部差し替え措置」の実施について

 大学入試センターでは、来年1月に行われる平成20年度大学入試センター試験の問題冊子の一部について、差し替え措置を行う事態が生じたので、必要な対応を図った。
 このため、センター試験は、全く通常通り変更なく実施することを報告する。

1.概要

試験問題の作成を担当している委員会の部会長から、当該部会委員の一人が、私物のパソコン等が盗難に遭い、その中に平成20年度大学入試センター試験のうち、自らが担当している試験問題の検討過程で作成された資料(資料は1年以上前のものであるが、実際の試験問題の内容を推知される可能性がある)が含まれていたとの報告があった。
当該パソコン等にはパスワードによるセキュリティがかけられており、現時点では、資料が流出しているという事実は確認されていない。
大学入試センターでは、公平、公正であるセンター試験の実施に重大な支障が生じる可能性があると判断し、当該問題を差し替える決定を行い、直ちに必要な作業に取りかかった。

2.現状
本件に関わる問題を差し替えての試験問題冊子の印刷等の作業は順調に行われており、来年1月のセンター試験の実施には支障はない。

3.大学入試センターにおける問題の取扱い
毎年、作題委員に対し、試験問題及び関係資料等の取扱いについては、文書及び口頭による説明により、作題に関しての秘密保持を周知徹底してきた。特に試験問題に関する資料はセンター外に持ち出さないこと等を周知徹底。

4.今後の対応
秘密保持に関して関係者に一層の徹底を図るとともに、試験終了後直ちに今回の事態を十分に検証し、管理体制の見直しを行い再発防止に万全を期すこととしている。
なお、大学入試センターの責任者として、理事長は給与の1/10を3ヶ月返納する。


受験生に対する案内も大学入試センターのサイトに掲載されております。

(大学入試センター/2007.12.14)(一部抜粋)

受験生の皆さんへ

このたび、平成20年度大学入試センター試験問題について、一部の試験問題の検討過程で作成された資料(1年以上前のもの)を記憶させたパソコン等が盗難に遭いました。資料の内容は実際の試験問題とは異なりますが、公平、公正であるセンター試験の実施に重大な支障が生じる可能性があると判断し、関係する試験問題を差し替え、新たに問題冊子
の印刷を行うことにしました。これらは全て順調に進んでいます。
このため、平成20年度大学入試センター試験の実施には何の支障もありません。既に皆さんの手元に届いている「受験案内」、「受験上の注意」や「受験票」等に記載している通り実施します。皆さんは、これらの内容をよく確認し、準備を進めていただくようお願いいたします。

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