東京大学 付属病院の元研修医がノートパソコン紛失
東京大学医学部付属病院では、
元研修医がノートパソコンを紛失したということを公表しております。
当該ノートパソコンには85名分の患者の個人情報などのデータが保存されていたようです。
(東京大学/2007.08.27)(抜粋)現在大学院に在籍する元研修医から本院で受持った患者様の個人情報が入ったノートパソコンを鞄ごとJR車内で紛失したとの連絡がありましたので、ご報告いたします。
該当される患者様には多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
なお、該当される患者様には、本件の内容の説明と謝罪を行っております。1.現在大学院に在籍する元研修医から、本院の患者様85人分の退院サマリーの電子データが入ったノートパソコンを8月16日(木)18時頃JR車内で紛失した旨の報告がありました。
2.本院においては、直ちに調査委員会を立ち上げ、事実関係の把握と今後の対応策を検討しました。
3.その調査の結果、現時点までに判明していることは次のとおりです
1)紛失したノートパソコンの中には、当該医師が研修医の時に本院で受持った患者様85人分の退院サマリーの電子データ(氏名、ID番号、生年月日、年齢、性別、住所、電話番号、入院日程、病名、入院経過)が含まれていました。なお、当該ノートパソコンは、パスワードを知らない者が起動しても容易に保存されているファイルを見ることが出来ないよう起動時のパスワードが設定されておりました。
2)当該医師は紛失後ただちにJR遺失物センターに連絡し、警察に遺失物届けを提出しておりますが、紛失したノートパソコンは、現在まで発見されておりません。
4. 本院としては、これまで診療録、各種診療データ、検査データ、検査画像ファイルなど、全ての患者様の個人情報の適切な取扱いについて、機会ある毎に全教職員へ注意喚起を行って周知徹底を図ってきたところではありますが、更に今後一層の徹底に努めていく所存であります。
5.なお、現在のところ当該個人情報の紛失にかかる不正使用等の事実は確認されておりません。