2006年9月15日

早稲田大学 危機対処支援制度「red24alert」

早稲田大学は、海外にいる早稲田大学の留学生や教職員に対して緊急時の支援を行う制度を導入しました。

(早稲田大学/2006.09.01)(抜粋)

早稲田大学が海外に留学する学生や教職員に対する緊急時の支援制度を導入
-政情不安・自然災害時に危機管理の専門家による救援活動を無料で提供-

 
 早稲田大学では2006年7月、海外に留学・調査等のために渡航する学生や教職員を対象に、危機対処支援制度「red24alert」を新たに導入いたしました。本制度は海外に派遣される本学関係者の海外生活の安全性を高めるために導入するもので、危機管理専門会社が独自に収集した現地での危険情報が日常的に提供されるほか、テロや犯罪、自然災害に巻き込まれた場合は専門家による救助・避難の対策コンサルティングが個別に提供されます。

 利用者は所定のフリーダイヤルに連絡をすれば、24時間365日対応のコールセンターにつながり、コンサルタントと日本語で相談することができます。また国内にいる利用者の親族が安否等を確認するために利用することもできます。事態の状況に応じて、現地にコンサルタントが派遣され、直接対応に当たるほか、緊急避難の経路確保などを行います。

 本制度は、近年の突発的なテロ事件や、局地的な風水害等の発生の増加を受けて、大学として学生・教職員を対象に緊急時の安否確認、救援対策を独自に行い、渡航者の安全性の向上を図る必要があると判断し導入したものです。導入に当たっては、危機管理の専門会社と本学が包括契約*を結び、本学が指定する留学プログラムで留学する学生が、所定の期間内においてサービスを受けるためにかかる費用を大学が全額負担します。利用者は学内のイントラネットを通して申し込めば無料でサービスを利用することができます。早稲田大学では年間約1,000名を超える学生・教職員が海外へ渡航しており、本制度の導入によって、より一層の安全確保に努めます。

 *本制度は、危機対処支援の専門会社アークリスクマネジメント社が提供する危機対処支援サービス「red24alert」を、早稲田大学が日本語対応も可能なサービスとしてAIGインターナショナルサービス社を通して包括契約をしたものです。


[関連サイト]
AIG International Services, Inc

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://university-staff.net/mt/mt-tb.cgi/2419