2006年9月11日

大阪府立大学と損害保険ジャパンが産学連携

大阪府立大学と損害保険ジャパンが産学連携をするようです。


(大阪府立大学/2006.08.25)(抜粋)

大阪府立大学と損害保険ジャパンが産学連携を開始
~ 大学と損保会社のコラボレーションによる中堅・中小企業支援 ~

公立大学法人大阪府立大学(以下「府立大」 学長 南努)と株式会社損害保険ジャパン(以下「損保ジャパン」 社長 佐藤正敏)は、8月25日 「産学連携基本協定書」を締結しました。
保険会社が大学機関と包括的に産学連携するのは全国的にみても極めて珍しいケースとなります。今後は府立大の総合大学機能を十分に活かし、IT技術からナノテク、バイオ技術まで幅広い産学連携を行ない、中堅・中小企業の支援を行っていきます。

1.背景
府立大では、これまで銀行や信用金庫など金融機関と産学連携協定を締結し、相互協力による産学連携活動に取り組んでいますが、こうした活動をさらに拡げるため、今回株式会社損害保険ジャパンとの産学連携協定を行うものです。
一方、損保ジャパンでは、取引先の中小企業からの技術開発・研究開発等の情報支援要請があり、有効な企業支援策を考えていました。既に取引先企業への全国的な情報提供の仕組みはあるものの、今般の産学連携により、技術研究支援の情報提供をすると共に異業種交流会を開催し、取引先企業間での連携・販売促進の支援を行うこととしました。
具体的には府立大の「産学官連携機構」と損保ジャパンの「関西第一業務部」が窓口となり、企業との共同研究や技術相談、情報交換、研究セミナーなどを通じ、中小企業の更なる発展に寄与していく方針です。

2.産学連携の内容
損保ジャパンは、関西圏の取引先を中心とした交流会を通じ、技術指導・相談依頼や共同研究依頼の橋渡し、大学発の技術を製品化するための企業への橋渡し、製品化後の事業計画の策定支援など、包括的なコーディネートを行います。
なお、運営については、継続的な大学との連携並びに専門性の観点から、産学連携コーディネーターとして株式会社FPアライアンス(大阪府堺市、社長:藤原和博)を起用する予定です。
加えて全国6 0 支店5 2 5 営業課支社のネットワークを活かした情報発信、損保ジャパン本社(東京:新宿)におけるセミナー開催や企業向け情報サービスである「サクセスネット」を通じて全国の会員企業に技術の紹介、情報交換の場の提供をしていきます。

3.今後の展開
今後は大学発ベンチャー企業に対して、損保ジャパンが提携しているベンチャーファンドの紹介、ビジネスマッチングなど、総合的なバックアップ体制を構築することも検討しています。また、損害保険業の特徴を活かした知的財産に関するリスクマネジメント体制構築の支援やリスクヘッジ手段の提供などを行ってまいります。

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