2006年5月29日

関西学院大学 難民の受け入れ制度

 関西学院大学は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の駐日事務所と協定を締結しました。

どういった協定かというと、
難民を対象に推薦入学・奨学制度を創設するというものです。

(UNHCR/2006.05.25)(一部抜粋)

UNHCR駐日事務所と関西学院大学
難民入学特別奨学制度の協定を締結

 5月24日、UNHCR駐日事務所と関西学院大学は日本で生活する難民を対象とした推薦入学・奨学制度に関する協定を締結した。この制度では、12年の学校教育の課程を修了または修了見込みの者で、日本語の能力があり、大学進学を希望するが学費を捻出できない、日本に居住する難民(条約難民、インドシナ難民、補完的保護を受けている難民)をUNHCR駐日事務所が2名まで推薦し、関西学院大学は該当者に対し、書類および面接による審査を行って合否を決定、2007年4月より受け入れる。国連機関と日本の大学との推薦入学に関する協定は、これが初めてのケースとなる。

...(省略)...

  入学検定料や学費は全額免除され、必要に応じて住居も提供される。その他の生活費に関しては、大学学内外の寄付金を通して支援される予定。また大学では、難民学生の生活面や学業面をサポートするグループの設置を検討している。


なお、この制度で入学した場合、学費は全学免除となりますが、
この点においては、りそな銀行が「KG 国際貢献ファンド」という取り組みにおいてサポート(?)するようです。
このファンドについては、別の記事をご覧ください。


*カテゴリーを「留学・留学生」「入試」としております。

[関連サイト]
関西学院大学
UNHCR

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