北海道武蔵女子短期大学 Winnyで合否情報流出(2)
北海道武蔵女子短期大学でのWinnyによる合否情報流出の件の続報です。
北海道武蔵女子短期大学と大丸藤井株式会社のサイトで対応状況が掲載されております。
(北海道武蔵女子短期大学/2006.04.06)(抜粋)大丸藤井株式会社(以下、大丸藤井とする)より流出した、本学平成16年度入学試験(平成16年4月入学向け)の出願者個人情報に係わる本日(平成18年4月6日)までの対応は、以下のとおりです。
Ⅰ.情報管理の徹底個人情報の外部流出防止を徹底するために、次の措置を講じました。
1. 大丸藤井に対して講じた措置
大丸藤井に対しては、業務委託先からこのような形での情報流出は誠に遺憾である旨を伝えるとともに、流出の元データおよび、現在委託中の業務に不必要なデータについては、消去を指示いたしました。また、現在業務委託中の全データの流出防止措置の強化を指示いたしました。
2. 他の業務委託先に対する措置
過去に業務委託を行った企業も含め、全ての業務委託先に対して、本学データの有無を確認いたしました。その上で、現在委託中の業務に係わるデータの流出防止措置の強化を指示いたしました。過去の委託業務に使用し、現在も保持しているものについては、速やかな消去、返却、廃棄等を指示いたしました。
3. 学内における措置
本学「個人情報保護に関する規程」および「個人情報保護に関する基本的な考え方」等に基づき、個人情報保護の徹底を改めて指示いたしました。
Ⅱ.関係者への説明1. 平成16年度入学試験出願者および保護者への説明
平成18年4月6日付で、個人情報の流出被害に遭われた出願者および保護者の方々に、謝罪文書を送付いたしました。謝罪文書には、本学の対応ならびに事実経過等に関して説明文書を添付しております。
2. 在学生および保護者への説明
在学生に対しては4月5日に、本件についての説明と謝罪を行いました。あわせて、本学の個人情報保護の考え方、体制について説明を行いました。
在学生の保護者の皆さまへの対応として、4月4日の入学式後に1年生の保護者の方々に報道機関へと同じ内容の説明をいたしました。2年生の保護者、ご家族ならびに入学式に来られなかった1年生保護者の方々への対応として、平成18年4月6日付けで全ての保護者の方に説明文書をお送りしました。3. 高等学校への説明
本学の入学者あるいは出願者の出身高等学校に対し、平成18年4月6日付けで説明文書を送付いたしました。
4. 文部科学省への報告
文部科学省へは平成18年4月4日以降、本件に係わる対応を随時報告しております。
5. 謝罪公告の掲載
平成18年4月6日付、朝日新聞(全道版)、北海道新聞(全道版)、毎日新聞(全道版)および読売新聞(全道版)の各朝刊に、「入試業務データ流出に関するお詫びとお知らせ」を掲載いたしました。
今後も調査結果などをホームページで掲載するということです。
これらにつきましては、北海道武蔵女子短期大学のサイトでご確認ください。
(大丸藤井株式会社/2006.04.06)(一部抜粋)2.流出の経緯
◆ 2005年3月18日北海道武蔵女子短期大学様の入試情報システム構築を受注。
◆ 2005年7月13日個人情報及び秘密情報保持契約締結
◆ システム開発のため、2004年度入学試験に関わるデータを北海道武蔵女子短期大学様に要請。
◆ 当社開発担当の社員が会社にデータを持ち帰り、さらに自宅のパソコンにコピーし、ソフト開発作業を行う。
◆ 開発作業終了後も自宅パソコンからデータを削除しないままファイル交換ソフトのウィニーを使用。
◆ 自宅パソコンが暴露ウィルスに感染し、データが流出。
◆ 2006年4月3日報道機関が流出したデータを当社に持ち込み確認取材により流出が発覚。
・北海道武蔵女子短期大学 Winnyで合否情報流出(当Blogで以前に書いた記事)
[関連サイト]
・北海道武蔵女子短期大学
・大丸藤井株式会社