2005年10月11日

韓国では非常勤講師の賃金は・・・

韓国の国政監査資料によると、韓国情報通信大学では韓国国内の大学で最高額となる5万ウォン(日本円にすると約5千円)の時間給を支給しているようです。

(朝鮮日報/2005.10.10)

韓国の大学非常勤講師、時給最低額は1万5千ウォン

 韓国の大学で非常勤講師の時間給が最も多い大学は韓国情報通信大学で、最も低い大学は漢麗(ハンリョ)大学産業学部と大神(テシン)大学であることがわかった。

 国会教育委員の金栄淑(キム・ヨンスク)委員(ハンナラ党)が9日に発表した国政監査資料(2004年基準)によると、韓国情報通信大学は国内大学最高額となる5万ウォン(約5千円)の時間給を支給している。国政監査資料は、学部で昼間講義を行う博士学位所持者8万3013名に支払われている講師料の最低金額を基準にしている。

 続いて金剛(クムグァン)大学4万8000ウォン、果川(クァチョン)医大4万7000ウォン、浦項(ポハン)工大・抱川中文(ポチョンチュンムン)医大・西江(ソガン)大学4万5000ウォン、延世(ヨンセ)大学が4万4000ウォンの順だった。

 一方、 漢麗大学と大神大学の時間給は1万5000ウォン、西南(ソナム)大学は1万6000ウォンを支給していると明らかにした。また時間講師の10人中4人(43%)が、時間給2万9000ウォン以下であることが明らかになった。

 また、私立大学148校のうち68%の101校が全国私立大学の平均である2万9000ウォン以下の時間給しか払っていない。2万ウォンにも満たない大学も11校あった。金栄淑委員は「時給が2万9000ウォン以下しかない非常勤講師は、週に平均9時間講義しても、平均月給は100万ウォンにも満たないのが実情」と語った。

 国公立大学の場合、専業の非常勤講師に3万9000ウォン、パートタイムの非常勤講師に2万7000ウォンを支払っている。私立大学では時間当たり2万4000ウォンから2万5000ウォンの大学が43校と、最も多かった。

 非常勤講師は日雇いとして定められており、大学休暇中には給与が支給されず、また健康保険にも職場加入者として加入することができない。

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