2005年8月26日

平安女学院大学 守山キャンパスの撤退の経過

平安女学院大学がびわ湖の守山キャンパスを撤退に関して、守山市からの補助金を返還する必要があるのではないか、という問題の経過です。

キャンパスの無償譲渡という形になりました。
キャンパスは、立命館守山高校に使うようです。

[関連サイト]
平安女学院大学・短期大学部
守山市

(BBCびわ湖放送/2005.08.24)

平安女学院補助金返還問題で県・市・大学が協定締結

平安女学院大学のびわ湖守山キャンパスの撤退に伴い、県が大学側に交付した補助金の返還を求めていた問題で、地元の守山市が大学側に代わって県の補助金の一部を負担する事になり、きょう県と守山市、それに平安女学院の3者が協定を締結しました。平安女学院大学のびわ湖守山キャンパスについては、大学開学時に県が8億円、守山市が25億円余りの補助金を支出していました。しかし、大学側が学校経営などを理由に今年4月、守山キャンパスを大阪府高槻市のキャンパスに統合したため、県と守山市が大学側に対して補助金の返還を求めていました。その一方で守山市は、来年4月から市立守山女子高校を廃して私立立命館守山高校を開校しますが、校舎を将来的に平安女学院大学の守山キャンパスに移転することにしており、平安女学院大学は県に対する債務を守山市が継承することを条件に、守山キャンパスの無償譲渡を受け入れました。そしてきのうの守山市の臨時市議会で、県の補助金の一部を守山市が負担する一般会計補正予算案が可決されたことから、きょうの協定調印となりました。協定調印式はきょう県庁で行われ、県と守山市、それに平安女学院の3者が協定書を取り交わしました。きょうの協定により、守山市は平安女学院の土地・施設を無償譲渡される代わりに、県に対して補助金相当額の6億1700万円余りを支払う事になります。調印を終えた平安女学院大学の小林敬三事務局長は「最も良い形で解決出来たのではないかと思う。関係の皆さんに感謝します」とコメントしました。

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 きのうの記事の冒頭部分をもう一度読んでほしい。立命館守山高校の開設が一時金カットの要因になった、と書いた。なぜ、タダ同然で手に入れたはずの高校が立命館の... 続きを読む

コメント[3]

管理人さんはこの手続き、どう思われますか?
私は学校法人つてホントに甘やかされているんだなぁと思うのですが。

甘やかされているというか、優遇させていますよね。(甘やかされているというんですかね。)

私立なのに、公立のような扱いですよね。
なんというか…、大学は私立だろうか、「公共性」があるので、そういう扱いにしてくれるんでしょうかね。

大学での情報漏えいの事件・事故の報道がされていますが、一般の企業では、事件以後も何かと名前が挙げられたりしますが、今まで情報漏えい事件・事故をおこした大学は、徐々に報道のことが薄れているような気がします。

 はじめまして。立命館守山高校について、たいへん重大な問題にもかかわらず一般には知られていないことを記事に書いたのでトラックバックさせていただきました。
 ですが、なぜか3つも張ってしまったようです。どうもすみません。お手数ですが2つは消して頂けますか?