2005年8月25日

2004年度国立大の決算確定。 

先日、ちょっとご紹介した2004年度決算の話の続きです。

法人化され、多くの大学が経費削減などに努めているようです。

国立大など93法人、経営努力による黒字総額53億円(読売新聞)
国立大、1100億円の黒字 法人化後初の決算(中日新聞)
国立大、1100億円黒字 1位は大阪大の71億(産経新聞)
国立大の資産総額9兆円・法人化後初の決算(日本経済新聞)

細かいところでいうと、コピー用紙の使い方や節電。

TV番組での大学敷地の貸し出しや、遠隔地とのTV会議による旅費などの軽減などなど多種多様。

いままではなんとも思っていなかったところ、見直すことで、経費が削減できるものなのですね。ゴミを減らすことも十分経費削減になりますし。

法人化された国立大は、法人化に伴ってこのようなことが進んできたという経緯があるようですが、「私立大ではとっくにやっていた」という認識であっていますか?

いやいや、私立大だって、やっていないところはたくさんある・・・。
そう思います。違いますか?

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コメント[4]

収入に運営費交付金という税金があって、黒字とはこれいかに??
税金を抜いて収入超過を出して初めて黒字というのじゃないの??
数年前のテータでは国立大学に1兆6千億円の税金が投入されていたと記憶しています。国立の学生一人当り300万円位になるのかな。
大学・短大進学者70万人のうち国立大学には10万人しか入れないで、残り60万人は私立大の年間100万円の高い学費を払っています。
地方では経済的な理由で大学・短大進学率は3割台から上がりません。思い切った財源配分の構造改革が必要ではないだろうか。

例えば、国立の運営交付金を30%減らして私立大学に廻すとか。すると国立の学費は高くなり私立の学費は下がることになり、進学率は相対的に上昇するのではないか。

国立が独立行政法人になったからには、税金による国からの援助を私立と同レベルにしてほしいものです。
(いまどれくらいの差があるのかは、未調査です。なので、勝手なことを言っているかと思います。)

随分遅いレスです。
「国立が独立行政法人になったからには」は間違いです。
正しくは、国立大学法人です。
独立行政法人=民営化ではない、
直接国が行わなくても良い事業であるが、民間に任せると
その事業を実施しない恐れがあるので、国が補助金を出して
その事業を行わせる。

ご指摘ありがとうございます。
「国立大学法人」ですね。