2005年8月22日

タバコを吸わないと優遇?!?!

ソウル大で、非禁煙者を大学入試で優遇する案を検討するための研究プロジェクトが終了。

とりあえず、「青少年喫煙問題は、教育、広報などを通じて解決するのが望ましい」という結論になったようですが、この案はどうなんでしょう、日本では・・・。

多くの受験生の年齢からすると、法律で喫煙できない年齢なわけで、基本は非喫煙者。

万が一、喫煙者だとしたら法律違反です。

なので、非喫煙者を優遇というよりは、喫煙者は不合格、としたするのがいいのかもしれませんね。

(朝鮮日報/2005.08.21)

たばこを吸わない人は大学入試で優遇?

 「たばこを吸うという理由で、大学入試に落ちてしまうとしたら?」

 ソウル大が最近、一風変わった研究作業を終えた。これは非禁煙者を大学入試で優遇する案を検討するための研究プロジェクトだ。同プロジェクトは国立がんセンターの要請で行われた。

 ソウル大の入学管理本部は19日、「青少年の喫煙防止に関心の高い朴在甲(パク・ジェカプ)がんセンター院長の提案で、昨年12月に研究を開始した」と話した。

 ソウル大は各種学校や予備校などで、在学生や予備校生、保護者を対象にアンケートを行った。同点者が出た場合、毛髪検査、尿検査、血液検査などを行って非喫煙学生を優遇する方案や、特別枠で非喫煙者優先の推薦を受ける方案の是非、本人の喫煙により大学入試に不合格になった場合、受け容れられるかどうかなど広範囲にわたり調査した。

 ソウル大関係者は、「非喫煙者優遇に多くの人が同意したが、本人が喫煙のために不合格になったとして、受け容れられるかという質問には否定的だった」と話した。

 ソウル大はしかし、喫煙の有無で入試の合否を決定するのは難しいとしている。ソウル大合格者のうち、相当数が非喫煙者であることから、合否要因としての実効性に欠けるうえ、入試の合否に喫煙の有無を反映することにより予想される批判を案じてのことだ。

 また、喫煙により不合格になった学生がたばこを止めたと主張した場合、論争が起こることも予想され、客観的な検証も容易ではない。さらに、教育権侵害という点で憲法違反となる可能性もある。

 ソウル大は最近「青少年喫煙問題は、教育、広報などを通じて解決するのが望ましい」という方向で最終的な結論をまとめ、これをがんセンターに伝えた。

 がんセンターは過去にも、慶煕(キョンヒ)大、亜洲(アジュ)大などの大学に同様のプロジェクトを要請したが、多くの大学が喫煙の有無が同点者処理基準の1つとして「考慮できる」と結論付けただけで、実際の入試では非喫煙者への優遇措置は行っていない。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://university-staff.net/mt/mt-tb.cgi/1401