ソフト開発の教育
日本IBMが早稲田大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学に無償・無期限で製品化前の製品を提供する予定とのこと。
(日本経済新聞/2005.08.07)日本IBMはソフト開発に興味を持つ大学生向け教育を始める。IBMが開発したソフトの新技術の一部を国内の大学に無償で提供し、来月には全国の学生500人を集めセミナーを開く。理系の学生にソフト開発について興味を持ってもらうほか、標準的なソフト技術についての知識を広めることを狙う。
製品化前の先端的なソフト技術26種類を、早稲田大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学に無償・無期限で提供する予定。今後主流になる可能性のある新技術の傾向や特徴を、いち早く学生に体験してもらう。
IBMはソフトの設計情報(ソースコード)が公開されている「オープンソースソフト(OSS)」の普及に力を入れている。公開する技術やセミナーのテーマもOSS関連が中心。米マイクロソフトなどの企業が開発した製品を使うことが多い学生により広い視野を持ってもらうことで、将来的にOSS開発に携わるソフト技術者を増やしたい思惑もある。