2005年8月 3日

立命館アジア太平洋大学 学籍簿紛失

立命館アジア太平洋大学が学籍簿を紛失してしまいました。54名分。
電子的なデータではなく、紙媒体のものです。

写真が添付されているうえに、氏名、生年月日、住所、家族の氏名まで記載されているようです。(多くの大学さんの学籍簿は同じような書式だとおもいます)

大学の中でも最もセンシティブな個人情報の記載書類です(汗)

このように個人情報の漏洩が発覚した場合、速やかに当事者(この場合、54名の学生・家族)に連絡することが必要かと思います。

そして、近頃流行っている(?)「振り込め詐欺」など、個人情報を悪用した事件に巻き込まれないように案内することが必要だと思います。
(多くの情報があればあるほど、「なりすまし」ができると思いますから。)

(立命館アジア太平洋大学/2005.07.30)

学籍簿(Student Information Card)紛失問題について学生のみなさんへの謝罪(一部省略)

学生のみなさんへ
 今年の2月中旬、アジア太平洋学部2000年度入学者の学籍簿の一部が封筒にはいったまま紛失していることがわかりました。これは昨年の秋からおこなっていた学籍簿の点検・再整理作業の過程で起こり、紛失した学籍簿は54名分にのぼります。大学としてはこのような極めて深刻な事態発生に際して、学籍簿を発見すべく懸命に捜索をおこないましたが、残念ながら、現段階でも発見することができておりません。状況からすると、誤って廃棄してしまったと考えざるをえません。
 学籍簿とは学生のみなさんが入学時に提出した書類のひとつで、写真添付のうえ、氏名、性別、国籍、生年月日、住所、出身高校・出身大学、緊急連絡先の氏名、住所、勤務先、家族の氏名、年齢を記載してもらったものです。(高校時代の成績や内申データ、大学の成績は一切記載されていません)
学籍簿の紛失は、大学における最も基本的な情報管理の問題として、学生・父母と大学との信頼関係を傷つけるきわめて深刻な事態と認識しています。ここに、学生、父母の皆様、とりわけ紛失した学籍簿に該当する関係の方々には、大学としての反省の意を表明し、心から謝罪するものです。また原因の究明や一縷の望みを抱いて捜索を継続していたことから、みなさんへの公表が遅れてしまったことについてもお詫びいたします。
今後二度とこのようなことを起こさないよう、学籍簿の管理のみならず業務管理全般を根本から見直し、大学として万全を期したいと考えています。
 なお、日常の学籍管理については、情報システムを基本に運営されており、今回の学籍管理が紛失に該当するみなさんも含めて、学生生活に影響を与えるものではありません。
 また、紛失した学籍簿に該当するみなさんには、あらためて大学から連絡をおこないます。
 学生のみなさんに、かさねて、今回の事態について反省と謝罪および業務改善への決意を表明するものです。

[関連サイト]
立命館アジア太平洋大学

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