2005年6月26日

ローソン、マクドナルドが学内に。

マクドナルド、吉野家、ドトールコーヒー、サンクス、ローソンなどなど、さまざまな出店が相次いでいます。

こういうことは、受験生確保につながるかどうかは微妙ですが、学生の満足度は少なからず向上すると思います。


ちなみに、マクドナルドを「マック」と呼んでいますが、
地方によっては、「マクド」と呼んでいたりするんですよね・・・(笑)

うちの大学は生協のみ。

ローソンとかコンビニがはいってくれれば、公共料金の支払いなどができるのに・・・と思ってしまいます。

(朝日新聞) 大学にローソン、マクド...... 全入時代、生協に「強敵」

ローソン、マクドナルド、吉野家......。若者になじみの店が、大学の構内に相次いで出店している。学内物販といえば生協が定番だが、「大学全入時代」を控え、より魅力的なキャンパスにしようと大学が誘致する例が増えている。店側は競合の少ない場所で安定的に営業でき、大学側にはテナント収入が入るなどのメリットもある。

 大阪府大東市にある大阪産業大(学生約1万1600人)は、構内に生協がないため、5年ほど前からコンビニや飲食店などを誘致してきた。現在ではローソン、ファーストキッチン、紀伊国屋書店など11店が出店している。同大学は、出店を学生の福利厚生の向上策と位置づけ、テナント料はとっていない。

 昼食どき、ローソンではレジに行列ができる。ほぼ毎日、弁当や飲み物を買うという3年の男子学生は「コンビニがない生活なんて考えられない。キャンパスにあるのも当然でしょう」。

 同大学の広報担当者は「学生をどう集めるのかが問われている時代。なじみの店が構内にあるのとないのとでは、受験する生徒の見方も変わってくる」と話す。

 ローソン(大阪府吹田市)は大学側の求めに応じる形で、5年ほど前からキャンパスへの出店を本格化した。昨年12月には国立大学法人で初めて、京都大に店を出した。いま、全国の大学に10店。3月に開業した東京大では、もう1店増やす計画だ。

 品ぞろえは街中の店とそう変わらないが、学びの場であることに配慮して成人誌や酒類は置いていない。教科書を売っているところもある。

 日本マクドナルド(東京都新宿区)は1月末現在で、広島大や京都産業大など23大学に出店。同社から打診するのと、大学側から依頼されるケースで半々という。ドリンクを飲み放題にしたり、チーズバーガーを他店より安くしたりと、「学生が利用しやすいよう工夫している」という。

 このほか、吉野家は東京工科大と拓殖大に、ドトールコーヒーも東京工科大、サンクスも明治大などに出店している。

 この業界は立地条件が大切だが、売り上げが良いとすぐに競合店が近くにできるのが悩み。大学なら夏休みなどに客が激減する難はあるものの、「閉ざされた商圏の割に利用者が多い」(ローソン)、「中心的な販売対象になる若者が確実に集まる」(マクドナルド)といった魅力がある。

 一方、大学は学生のニーズに応えられるうえ、大半がテナント料を受け取っている。出店企業が大学に寄付をする例もあるという。

 全国大学生活協同組合連合会は、「大学の福利厚生は生協がその中心を担うのが最適だと思う」としつつ、「学生の要望の変化を把握し、対策を強めていきたい」と話す。

 とはいえ、ある大学生協幹部は「生協は商品の品質や営業時間など、学生のニーズに応え続けてきた歴史があり、学外から店舗が入って来たからと変わることはない。そもそもあえてコンビニなどをキャンパスに入れる必要があるのか」と強気だ。

 大学経営に詳しい大手予備校河合塾の担当者は「少子化の時代に、大学にとって学生や収入源の確保は重要課題。外部からの出店は今後も続くだろう」とみている。
(2005/06/24)

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