2005年6月25日

沖縄国際大 ヘリ墜落の建物、その後・・・。

あまりコメントできません。

なぜなら、米軍の基地が付近にあるという沖縄の独特な状況が私にはわからないからです。

米軍に対する怒りの気持ち、この事故の意味を考えるためなどで、建物をそのまま残すという考え方は一つあると思います。


[関連サイト]
沖縄国際大学

(琉球新聞) 突然の作業に驚き 学生・住民ら「非公表」と批判も

米軍ヘリ墜落事故の現場となった沖縄国際大学で24日午前から始まった1号館(本館)の取り壊し作業。事故を象徴する黒焦げの壁保存の在り方が決まらない中での作業開始に、学生や職員からは「そのまま残すべきだ」「仕方ない」などの声が聞かれた。周辺住民からは「壁がなくなると、米軍はほとぼりが冷めたと思うのでは」と壁撤去に懸念も。具体的な説明がないままの突然の作業開始には一様に批判の声が上がった。

 作業が始まった1号館では、職員が忙しそうに荷物を運び出す作業に追われた。傍らでは、工事関係者が足場を組んだり、建物の外壁にドリルで穴を開けるなどの解体作業を黙々と進めた。
 同大3年の上江洲和佳子さんは「事故の意味を考えるために壁を残すことは必要。大学側は壁を取り壊す前に学生に説明すべきだ。学生の意思は嘆願書などで伝えているのに、大学側は事実を伝えず対応に誠意が見られない」と批判した。
 同3年の田場春菜さんは「建物は衝撃を受けていて危険だし、壁を見て心が痛むという人がいる以上は、取り壊しも仕方がないのでは」と話した。
 同大の追立祐嗣教授は「いつ取り壊しを始めるのか教員、職員に説明はなかった。世論の注目を集めている事件だけに大学側は公表する社会的責任があるはずだ」と突然の作業開始を批判。「一番の被害者は職員。業務回復のため壁の保存には反対だが、あまりにも唐突な開始には納得がいかない」と語った。
 壁の保存方法を考えるコンテストの実行委員会に参加する沖国大2年の安達菜子さん(21)は「何も知らされないまま作業が始まったことに、『なぜ?』という気持ちだ。個人的にはそのまま保存してほしい。自分たちの主張はしてきており、コンテストも続けていく」と話した。
 ヘリ墜落事故現場近くに住む宜野湾市の木村順子さん(48)は「4月にヘリがイラクから帰ってきてから、小学校のグラウンドの上を低空飛行している。壁がなくなることで、米軍がほとぼりが冷めたと思い、さらに危険な飛行が増すのではないか。納得がいかない」と、壁が撤去されてしまうことへの不安を訴えた。
(2005/06/24)

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