2005年3月16日

お茶の水女子大で卒業名簿を紛失

久々に大学での情報流出でしょうか・・・。それとも私が知らないだけで、漏洩事件は起こっているのでしょうか?
今回の事件は、外部の委託業者からの漏洩です。4月から完全施行される個人情報保護法では、「委託先の監督」も求められています。
こういうことがおこらないように、大学側も監督しないといけませんよ。


(毎日新聞)

お茶の水女子大:卒業名簿を紛失

 お茶の水女子大(本田和子学長)は11日、文教育学部を今月卒業予定の一部学生(106人)の名前や生年月日などを記した名簿と、未記入の卒業証書の用紙7枚を紛失したと発表した。

 紛失したのは、言語文化学科29人▽人間社会科学科46人▽芸術・表現行動学科31人--の計106人分の卒業名簿。名簿は証書作成のための資料で、本籍地の都道府県名、学科等名や卒業証書授与番号も書かれている。お茶大によると、証書作成を外部委託していた業者「東京書技房」(東京都)の担当者が8日夜、自宅に持ち帰った際、立ち寄ったスーパーのカートの買い物かごに置き忘れたという。

 同大の松本勲武理事は「このような事態を招いたことは誠に遺憾だ。今後は外部委託するにしても、学内で作業するなど管理を徹底したい」と話した。
(2005/03/11)

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コメント[2]

 今日参加した、日経の個人情報保護法のセミナーで弁護士の方がお話されていました。個人情報の流出は、ハッカーが侵入して奪う例よりも、圧倒的にこのような人為的ミスが多いとのこと。また委託業者の選定でプライバシーマーク取得していてもあてにならないということもありました。当然学校側の責任も問われてきますものね。まあ、ひとごとではありませんので、各自の意識こそが必要だと思いました。

#USRの記事で、誤ってトラックバック二回してしまいました。大変申し訳ありません。再エントリーで訂正入れるとTB残っているので、また行ってしまうのですね。以後気をつけます。

トラックバックは何回してもらってもかまいませんよ、あまりトラックバックしてもらっていないサイトですし・・・。

情報流出は「性善説」ではなく「性悪説」で防ぐべきものです。「学内にわるいことをする人なんていない」からではなく、「誰も悪いことができない」ようにすべきなんです。
悪いことをしようと思ってもできない対策や、悪いと思ってなくても結果的に流出になってしまわないような対策が必要なんですよね。