2005年3月12日

山形大学 セクハラ対策

やはり内部に相談窓口を設置するとなると、相談を受けた側のセクハラをしている加害者との関係やら、うやむやにしようとしたり、などなど問題はあると思います。

相談窓口の担当者が、セクハラ加害者と仲が良かった場合など、どうするんでしょう・・・。複数人の相談担当者ですか??
学生は誰が加害者と遠い存在かわからないですよね。

(毎日新聞)

山形大・セクハラ問題:緊急対策協が改善策 大学側、5月めどに対応決定 /山形

 山形大学で教授らによるセクハラが相次いで表面化した問題で、学内外の委員で構成する「山形大学セクシュアル・ハラスメント緊急対策協議会」(議長・沼沢誠同大理事)は10日、仙道富士郎学長にセクハラ防止・改善策を提言した。これを受け、同大は5月をめどに具体的な対応策をまとめる。

 提言内容は、(1)新たなガイドラインを策定するなど未然防止策の強化(2)学外への相談窓口設置など相談システムの充実(3)辞職や退職金の取り扱いを検討(4)厳重注意から解雇まですべての事案を公表し、重大事案は加害者名の公表も検討--など。全学防止委員会委員の学外有識者への委嘱も提言するなど、学外の風を入れ、誰の目にも分かりやすい対策を求めている。

 同協議会はこれまで5回会合を開き、工学部が、示談成立は問題の解消を意味すると判断したり、和解成立後の処分は不可能と判断したことなどを「誤った判断」と指摘。一方で、「弁護士の助言に従ったもので、積極的に隠ぺいを図ったものとは言えない」と結論付けた。

 記者会見した仙道学長は「提言の趣旨を尊重し、学内で早急に対応を考えたい」と話した。
(2005/03/11)

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