立命館大学 履修要項の記載誤りにより教員免許の返納が3名
立命館大学では、
2012年度と2013年入学者の学修要覧(履修要項)の中で、教職免許取得に用いることが できる科目の記載に誤りがあったとして、3名の「高等学校教諭一種免許状(地理歴史)」の資格を取り消す(返納)する事態になったようです。
(立命館大学/2018.01.24)(一部抜粋)2012 年度・2013 年入学者の学修要覧(履修要項)の中で、教職免許取得に用いることが できる科目の記載に誤りがありました。また、あわせて、この誤った内容で 2012 年度以降 の入学者の教職免許の所要資格の判定を行っていたことが判明しました。
この誤りによって、3 名の方の「高等学校教諭一種免許状(地理歴史)」の資格を取り消す こととなりました。これを受け、当該の 3 名の方に直接訪問し謝罪説明するとともに、京都 府教育委員会(免許状授与権者)および文部科学省に報告をいたしました。...(略)...//内容//
課程認定上で廃止した授業科目を「教科に関する科目」にあてて判定を行い、誤って免許 状所要資格があると判定したケースが、41 件あり、それらは免許状授与の一括申請によっ て、すでに京都府教育委員会から免許状が交付されています。このうち、当該授業科目を含 めずに改めて判定した場合、所要資格なしとなるケースが 3 件発生し、いずれも「高等学校 教諭一種免許状(地理歴史)」であることが判明しました。3 件のいずれも、課程認定上廃 止した授業科目のうち、「戦争の歴史と現在」(2 単位)を含めて、一切の単位の余剰なく所要 資格がないことが明らかになり、教育職員免許状を返納しなければならない事態に至りま した。//発覚の経緯//
2017 年 12 月に、本学内で使用している教務事務電算システムの入替に伴い、免許状の所 要資格を判定するシステム設定情報の総点検を行っていたところ、平成 24 年度(2012 年 度)に課程認定変更届によって廃止した「教科に関する科目」の一部の授業科目が、その後 も学修要覧やシステム上に存在し、本来「教科に関する科目」にあてることのできない授業 科目を含めて免許状所要資格の判定を行っていたことが判明しました。//発生原因//
平成 24 年度(2012 年度)変更届(平成 24 年 3 月提出分)において、中学一種社会・高校 一種地理歴史・高校一種公民の各課程の「教科に関する科目」から、計 27 科目を「廃止」 として届け出ました。
本来であれば、平成 24 年度(2012 年度)入学者から、学修要覧では当該授業科目の記載を 削除し、あわせて平成 24 年度(2012 年度)入学者に用いるシステム設定情報からも当該授 業科目を削除しなければなりませんでした。しかし、事務処理上のミスから、実際には平成 24・25 年度(2012・2013 年度)入学者対象の学修要覧には当該授業科目を記載しており、 またシステム設定情報では平成 24 年度(2012 年度)以降誤りの発覚に至るまで当該授業 科目を残したままの状態でした。
...(略)...