2018年1月 9日

大阪大学 一般入学試験における出題および採点の誤り

大阪大学では、
平成29年度大阪大学一般入試において、出題および採点に誤りがあったとして、新たに30名を合格者としたようです。

(大阪大学/2018.01.06)(一部抜粋)

平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて

このたび、本学において、平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点に誤りがあったことが判明いたしました。そのため、改めて採点及び合格者判定を行い、新たに30名を合格者としました。

 また、理学部、工学部、基礎工学部の第2志望学科に合格し本学に在学している学生の中に、第1志望学科に合格している者が9名いることが判明し、新たに第1志望学科の合格者としました。...(略)...

//発見の経緯及び経過//
 平成 29 年 8 月 9 日(水)、外部の方から大阪大学理学部にメールがあり、平成 29 年度大阪大学一般入試(前期日程)理科(物理)の問題〔3〕の問4と問5(以下「同問題」と表記)に不整合があるとの指摘があった。同問題の問題作成責任者と副責任者による検討を踏まえ、同月 21 日(月)に、本学の解答例が正しい旨を本学本部事務機構教育・学生支援部入試課(以下「入試課」と表記)から当該外部の方に回答した。
 平成 29 年 12 月 4 日(月)、8 月とは別の外部の方から入試課にメールがあり、同問題の不整合について、詳細な指摘があった。指摘内容を問題作成責任者と副責任者が検討し、さらに本学の 4 名の教員も加わり、慎重な検討を重ねた。その結果、12 月 19 日(火)に、当該外部の方による指摘が正当であることが判明した。
 12 月 19 日(火)から 20 日(水)の間において、同問題の採点の取扱いについて検討を行い、21 日(木)から同問題の採点のやり直しを開始した。
 また、大学として本事案の重要性を認識し、同問題の問題作成責任者等に事情の聴きとりを行った。その中で、平成 29 年 6 月 10 日(土)に開催された「物理教育を考える会(大学入試問題検討会)」(主な出席者は高校教員)において、同問題に対し同様の指摘を受け、同会から呼ばれて参加していた本学の問題作成責任者が本学の解答例が正しい旨を説明していたことが判明した。
 採点のやり直しが終了した後、同年 12 月 27 日(水)から 28 日(木)の間において、関係学部において再度の合格者判定を行い、その後、同年 12 月 29 日(金)から平成 30 年 1 月5 日(金)の間に、関係各学部の合格候補者に誤りがないかなどの再確認及び新たな合格者(以下「新合格者」と表記)への対応等の検討を行った。
 その後、本学総長による新合格者の決定を平成 30 年 1 月 6 日(土)に行った。

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