東京大学 理想の教育棟「21 KOMCEE」
東京大学には、
建設当時に「理想の教育棟」とよばれ、現在は「21 Komaba Center for Educational Excellence(21 KOMCEE)」と名称の教育棟があるようです。
(東京大学)(一部抜粋)「21 Komaba Center for Educational Excellence 」
学びの空間=アクティブラーニング
自ら考えて判断する。仲間や教員と議論しながら互いに切磋琢磨する。リベラル・アーツ教育の根底には、主体的な学び・能動的な学びがあります。キーワードはアクティブラーニング。理想の教育棟の8つのスタジオ教室は、アクティブラーニングを支援する新たな空間を提供します。学生と教員が一体となって参加できる授業を設計する。そのために、机・椅子を自由に配置し、黒板や教卓に縛られない参加型の講義を可能にします。
知の泉=滞在型の学びのオアシス
知に出会う・知とふれあう。
大学のキャンパスは、ただ講義を聴き、それで帰ってしまうような場所ではないはずです。そこにいると何かにめぐり会える・そこに何かがある予感。
理想の教育棟には、開放的なホールやアリーナ、美しい照明など、教室を出ても快適に滞在できる空間を用意しました。授業が終わってクラスメイトと談笑する。興味が湧いたことを教員に話してみる。そんな「滞在型の学習」のために設計されています。
ゼロ・エネルギー・ビル=先進的な環境教育
快適さの追求と環境負荷への配慮。
これからの社会で、そして、もちろん大学のキャンパスでも避けて通ることのできない課題です。目指すのはゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)。
理想の教育棟では、Zero Energyのコンセプトにもとづいて建物全体を運用します。人工知能を使って空調や照明をコントロールし、自然の力を最大限に活用して低環境負荷を実現する。
使う側にもZero Energyへの意識を促す工夫が盛り込まれています。