「TOEIC大学就職課調査-2011年」・「上場企業における英語活用実態調査-2011年」
財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会は、
2011年1月に四年制大学・短期大学就職課1,159校と、国内上場企業3,712社に対して調査を実施した結果を「TOEIC大学就職課調査」「上場企業における英語活用実態調査」調査報告書としてまとめ、公表しています。
(財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会/2011.06.21)(一部抜粋)~『TOEIC(R)大学就職課調査』『上場企業における英語活用実態調査』 調査結果を発表~
8割の企業が採用時にTOEICスコアを参考に
新入社員に期待するTOEIC(R)スコアは550点■調査結果ダイジェスト
(1)企業の84.5%が業務で英語を使用。
業務で英語を活用している企業は84.5%(「英語を使用する部署・部門がある」「特定の部署・部門はないが、英語を使用することがある」の合計)でした。(2)約8割の企業がTOEICスコアを採用時の参考に。新入社員に期待するスコアは550点
業務で英語を使用している企業のうち、入社希望者が「資格・特技」として提出したTOEICスコアを参考にする企業は77.7%(「参考にしている」「参考にすることがある」の合計)に上ります。新入社員に期待するTOEICスコアの平均は550点となり、大卒新入社員の平均スコアの実績〔485点(2010年度)〕に比べて高いスコアが求められています。(3)約7割の企業がTOEICスコアを配属・配転の参考に。
業務で英語を使用している企業のうち、TOEICスコアを配属・配転の参考にしている企業は68.0%(「参考にしている」「参考にすることがある」の合計)。「参考にしていないが、将来はそうしたい(16.9%)」と合わせると、約85%もの企業が今後TOEICスコアを配属決定の際の材料として活用する可能性があるという結果が出ています。(4)企業・大学共にグローバル人材育成の重要性を認識。グローバル人材に必要な能力は【1】英語コミュニケーション能力 【2】異文化理解力 【3】実行力
グローバル人材育成について「重要だ」と答えた割合は大学で約8割、企業では9割以上を占め、グローバル化への対応の必要性は共通の課題として認識されています。また、半数の企業が高度外国人材*を採用しており、企業の「内なるグローバル化」が進行していると考えられます。