2011年2月 8日

設置計画履行状況等調査の結果等について(平成22年度)

文部科学省は、
平成21年度の設置計画履行状況等調査の結果を公表しています。

なお、「設置計画履行状況等調査」は・・・

設置計画履行状況等調査(以下「アフターケア」という。)は,文部科学省令及び告示に基づき,大学の設置認可時等における留意事項及び授業科目の開設状況,教員組織の整備状況,その他の設置計画の履行状況について,各大学からの報告を求め,書面,面接又は実地により調査を行い,各大学の教育水準の維持・向上及びその主体的な改善・充実に資することを目的として実施するものである。
(文部科学省/2011.02.04)(一部抜粋)

設置計画履行状況等調査の結果等について(平成22年度)

//平成22年度調査結果の概要//
...(略)..本年度の調査を踏まえ,当該留意事項が付されている大学はもとより,その他の大学においても特に留意していただきたい点を以下にまとめた。...(略)..

(入学定員管理)
○ 各大学は,様々な工夫の下で入学定員の充足に向けた取組を行っているが,当初計画の甘さなどから,学部学科等が開設して以来,入学定員の未充足が続いている大学も見られた。このため,各大学においては,学生や社会からのニーズを踏まえ,今後の入学定員の確保に向けた具体的な取組が求められる。
○ 他方,入学定員を大幅に超えた学生を受け入れた結果,適正な入学定員の管理が必要と考えられる大学も見られた。各大学においては,それぞれの教育環境を踏まえた教育の質の確保を図るため,自ら定めた定員に基づいた学生数の管理が必要である。

(教育課程等)
○ 1単位に必要な授業時間数については,大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)において,講義や実習等,授業の方法に応じて15~45時間とされており,講義の場合は,定期試験を除いて,1単位当たり最低でも15時間の確保が必要とされているが,15時間の授業時間に定期試験が含まれている大学も見られた。また,キャップ制(単位の過剰登録を防ぐため,1年間又は1学期間に履修登録できる単位の上限を設ける制度)については,1年間の履修上限単位数が多すぎて,各年次にわたって体系的に授業科目を履修するという趣旨に必ずしも沿っていない事例も見られた。このため,各大学においては,法令に基づいた単位の実質化を図るための取組が求められる。

(教員組織)
○ 教員組織について,予定された専任教員が未就任となったことにより,授業科目が未開講になるなど当初の理念や計画の実現性が懸念される大学や,教員の退職により大学設置基準に定めた必要専任教員数を下回る大学など設置計画の着実な履行に対する認識が不足していると思われるような大学も見られた。このため,各大学においては,教育研究上の目的を達成するための教員組織の整備に対する意識の向上と適切な教員組織の整備のために必要な手続に関する学内関係者の理解の促進を図るための取組が求められる。

(ファカルティ・ディベロップメント(FD))
○ FDについては,様々な取組が行われているところであるが,特に,その一環として実施されている学生による授業評価については,評価結果が学生にフィードバックされておらず,授業評価がどのように活用され,どのように改善されているのか学生が確認できないといった事例も見られた。このため,各大学においては,評価結果について,学生等に対する公表等を通じて教員の教育改善への継続的な取組に活かしていくことが求められる。

(施設・設備)
○ 施設・設備については,専門誌や学術雑誌の種類及び冊数の不足等が見られた。各大学においては,図書館及び体育館,運動場等の体育施設の整備等,教育研究に必要な施設・設備の充実が求められる。

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