2010年3月 2日

鶴見大学 学校法人総持学園の再構築

鶴見大学、鶴見大学短期大学部を運営する学校法人総持学園は、
戦略、分析、経営管理・教学運営の改善のためいくつかの再構築を行うようです。

(鶴見大学/2010.01.13)(一部抜粋)

学校法人総持学園の再構築について

//再構築の目的//
 私立大学は、建学の精神を機軸とする自主性・自立性、経営の安定性・継続性、情報公開による公共性・信頼性が責務と役割である。その責務と役割を実現するためには、学園の現状を不断に検証し、夢を抱き実現可能な将来展望を構築しなければならない。
 中央教育審議会大学分科会においても、平成20年9月の文部科学大臣からの諮問「中長期的な大学教育のあり方」を受け、平成21年6月に第一報告として「大学教育の構造転換に向けて」を取りまとめ公表した。
 また、私学事業団が本年7月に公表した「平成21年度私立大学・短期大学等入学志願者動向」によれば、定員割れに陥った大学の割合は46.5%・短大では69.1%に上り、特に短大の入学者数は平成5年度以降毎年減少しており、大学でも5校が来年度学生募集を停止する。帰属収入と消費支出の割合でも、平成19年度において、大学法人の34.5%、短大法人の47.1%が支出超過に陥っている。
 本学園においても、大学・短大部の入学志願者は各学部・学科とも厳しい状況下にあり、特に短大部は平成20年度・21年度と定員割れに至った。附属中高校は、前年に比して入学者数が増加したが、このまま推移してもしばらくは収容定員の確保には時間がかかる。
本法人が、現下の状況を克服して、さらなる活性化を図るためには、教職員一丸となって建学の精神、ミッションを共有し、本学園の85年に亘る歴史認識を検証し、今日の状況を正しく分析して、本学園の将来展望とビジョンを掲げ、中長期的事業計画、資金計画の構築を策定することが急務である。それらの実現のために、可及的速やかに戦略、分析、経営管理・教学運営の改善に努めなければならない。

//主な再構築検討案件//
経営管理セクション
(1)学園の理念とミッション
(2)ガバナンスの強化
(3)学部・学科の改組
(4)目的管理と人事考課
(5)事務組織の再編       
(6)大学センターの設置 
(7)施設・設備の整備
(8)教職員の勤務体制
(9)人事計画および財政計画
(10)その他

教学運営セクション 
(1)教育目的・目標の設定
(2)学生・生徒募集
(3)カリキュラム・教育改革・学習支援
(4)キャリア教育・就職支援
(5)社会連携・地域連携活動
(6)その他

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