日本私立大学団体連合会 報告書「私立大学における教育の質向上~わが国を支える多様な人材育成のために~」
日本私立大学団体連合会は、
「私立大学における教育の質向上~わが国を支える多様な人材育成のために~」という報告書をとりまとめ、2009.07.22に文部科学大臣に報告したようです。
(日本私立大学団体連合会/2009.07.22)(一部抜粋)2008 年の「教育振興基本計画」で重要課題とされた「教育の質保証」、「学士課程教育の構築に向けて」(答申)での「質保証システム」の具体的方策の提示を受け、大学団体として日本私立大学団体連合会(会長:白井克彦早稲田大学総長)は「質保証の共同作業部会」を設置して、私立大学共通のアンケートを実施し、このほど報告書「私立大学における教育の質向上~わが国を支える多様な人材育成のために~」(第1章~第7章)を取りまとめた。...(略)....
上記プレスリリースによると、報告書の特徴的なポイントは次のとおりとのことです。
//報告書の特徴的なポイント//
<第2章から> PDCA サイクルを回せ!
計画(Plan)→ 実行(Do)→ 評価(Check)→ 改善(Action)→(計画へ)の円環運動が内部質保証を機能させる。
<第3章から> "雑木林型"教育が学士課程教育のモデル
建学の精神の下での個性あふれる多様な私学教育こそ、多様な人材を輩出する21世紀型学士課程教育に通じる。
<第4章から> 日本版「エラスムス計画」の策定も視野
EU 加盟国間の「エラスムス計画」のように、各大学の特徴を活かしながら、またe-ラーニングの活用等により、単位互換や共同教育プログラム等によって学生の流動性や質を高めることができる。
<第5章から> 「留学生30 万人計画」へ向けたグローバル・スタンダードの確立
ユネスコやOECD が近年、高等教育の国際的通用性を問う動きが強まっている。私立大学は、外国語による授業、ダブルディグリー、ツイニング・プログラムのような施策を行うとともに、質の向上を図ることも求められている。
なお、上記報告書は、日本私立大学団体連合会のサイトからダウンロード可能なようです。