2009年8月28日

京都大学 成績確認システムで他の学生の成績が閲覧可能に!?

京都大学では、
教務情報システムの成績確認機能において、他の学生の成績が表示されるという事態が生じたたようです。

(京都大学/2009.08.26)(抜粋)

学業成績表の本人への電子開示におけるミスについて

本学では、学生の利便性・事務の効率化・経費削減のため教務情報システムに「成績確認」機能を新たに設け、8月25日(火曜日)に工学部において先行運用を開始しました。

 しかし、その際、学業成績表を作成するシステムから教務情報システムへデータを提供する工程において不具合が発生し、工学部学部学生4,320人のうち、成績確認を行った学生が363人おり、そのうち28人について、本人ではなく他の学生の成績が表示されるという事態が生じました。このため速やかにシステムを停止し原因の究明を行いました。

 同時に、成績表を他の学生に表示された学生については、メールにより情報担当理事及び工学部長名により、謝罪するとともに、事情を説明し理解を求めております。

 また、他の学生の成績が表示された学生に対しては、メールにより情報担当理事及び工学部長名により、当該事情を説明するとともに、その内容については、口外しないように依頼しました。

 今回の発生原因は、ファイル変換するプログラムに不具合があったこととテストが必ずしも充分でなかったことが考えられます。

 今後は、学生番号を1対1で確実にマッチングさせる方法によりデータ処理を行うとともにチェック体制を強化し、個人情報の取り扱いについて万全を期してまいりたいと考えております。

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