2009年8月14日

沖縄国際大学 米軍ヘリコプター墜落事故から5年を迎えて

沖縄国際大学では、
米軍ヘリコプター墜落事故から5年を迎え、2009.08.13に米軍ヘリコプター墜落事件現場において「普天間基地を使用する航空機の飛行中止を求める学内の集い」を墜落事件が起きた同時刻頃の午後2時10分から開催したようです。

(沖縄国際大学/2009.08.13)(一部抜粋)

「普天間基地を使用する航空機の飛行中止を求める学内の集い」を開催しました

8月13日、本学米軍ヘリコプター墜落事件現場において「普天間基地を使用する航空機の飛行中止を求める学内の集い」を墜落事件が起きた同時刻頃の午後2時10分から開催しました。

今回大学主催として開催し、約200名の方が参加しました。

集いの中で富川盛武学長は「本学は、地域に根ざし、地域に開かれた大学として、地域と経験を共有しつつ連携して、「安全、安心、平和」のために、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止を求める。」と抗議声明を読み上げました。


この日に発表された声明は以下のとおりです。

(沖縄国際大学/2009.08.13)(抜粋)

沖縄国際大学への米軍ヘリコプター墜落後、5年目を迎えて(声明)

今年は沖縄国際大学に米軍ヘリコプターが墜落して、5年目の節目に当たる。事件直後から、理不尽で悲惨な事件に対し米軍をはじめ関係組織に強く抗議し、飛行中止を求めてきた。しかし、未だ本学の上空を飛行し、問題解決がなされていない現状を憂い、ここに改めて、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止とともに、普天間基地の一日も早い閉鎖・返還を日米政府はじめ関係組織に要求する。
2004 年8 月13 日午後2 時15 分頃、本学本館(1号館)ビルに米海兵隊所属のCH-53D型ヘリコプターが墜落・炎上した。この事件により、本学の中枢である本館が使用不能となり、大学の機能が麻痺する事態に陥った。この理不尽、不条理極まりない事件は大学のみならず、すべての県民、すべての国民を恐怖に陥れ、メディア報道により世界を震撼させた。
事件後、米軍関係者が陳謝し、政府関係者、政党関係者、その他多くの人が本学を訪れ、お見舞いを賜った。その際、「二度とこのような悲惨なことが起こらないように努力、協力する」とのことであった。しかし、多くの人々の抗議・要求をよそに、未だ本学上空を飛行している。遺憾至極である。大学は、もとより、静かな環境の中で勉学・研究をする場である。例え、いかなる国際政治論、安全保障論で飛行を正当化しても、大学の静寂・安寧を脅かし、生命すらも脅かす飛行は大学にとって認められない。
「安全、安心、平和」は思想、信条を超えて万人の求めるところである。本学は、地域に根ざし、地域に開かれた大学として、地域と経験を共有しつつ連携して、「安全、安心、平和」のために、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止を求める。

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