2009年6月11日

立命館大学 SNS(mixi)の日記に不適切な書き込み

立命館大学は、
京都教育大学の学生数名が集団準強姦の疑いで逮捕された事件に関して、立命館大学の学生が、SNS(mixi)の日記に被害者の人権を無視するような不適切な書き込みをしたとして、書き込みをした学生を指導するとともに、学生に対して人権を尊重し情報倫理を遵守した自覚と誇りを持った行動を呼びかけたようです。

(立命館大学/2009.06.10)(一部抜粋)

本学学生のインターネット書き込みについて

京都教育大学生集団暴行事件にかかわり、本学学生2名がインターネット上に被害者の人権を無視するような不適切な書き込みを行いました。事件の被害者をはじめ、関係各位に多大なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

この両名の行為は、社会的良識を欠くのみならず、人権への配慮を欠いたきわめて遺憾なものです。また、インターネットを通じて他人の名誉を犯し、人権を傷つける根拠のない情報を不特定多数に対して発信した責任は重大と言わざるを得ません。当該学生は深く反省しており、今後も大学の責任において厳しく指導を行い、厳正に対処してまいります。

今回の事態をうけ、6月9日付で本学学生諸君に対しまして、人権を尊重し情報倫理を遵守した自覚と誇りを持った行動を呼びかけました。...(略)...


なお、立命館大学が学生に対して人権を尊重し情報倫理を遵守した自覚と誇りを持った行動を呼びかけた内容は下記のとおりです。

(立命館大学)(一部抜粋)

人権を尊重し情報倫理を遵守した自覚と誇りを持った行動を期待します

...(略)...このような中で、本学学生がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)・mixiのなかで、事件に対する不適切かつ被害者の人権を侵害するような個人的見解を投稿しましたが、その内容をめぐって、当該学生ならびに立命館大学へ厳しい意見、批判が寄せられています。これらの学生については、大学として本人を指導中です。
 上記行為は、「事実にもとづかない、個人の意見や憶測、ならびに伝聞情報」を、インターネットを通して不特定多数の人々に示すことによって、他者の名誉や尊厳を傷つけ、人権を侵害したものであり、許されるものではありません。
 大学における学習は、物ごとの本質を見きわめ、情報や事柄について正確な理解と批判の眼をもつために、事実の確認と情報の精査に基づいて考察を行い、見解を明らかにするという姿勢と実践的な力を身につけることであり、このことが大学における「学び」の基本です。今回の本学学生の行動は、最高学府に学ぶ学生としての姿勢が問われるものであるといわざるをえません。

 また、今回批判の対象となったmixiを含め、インターネットは、今日の社会において利便性が高く、迅速な情報の交換が行えると同時に、発信内容の社会性や信憑性についての個人責任が問われるメディアです。学生の皆さんは、個人責任を前提としたメディアであるインターネットの性格を深く理解するとともに、個人情報の漏えいや悪用などの危険性を伴なっていることを認識しなければなりません。...(略)...


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