熊本学園大学 14号館でシックハウス症候群
熊本学園大学では、
シックハウス症候群と思われる症状があったとして、調査委員会を設置するなど対策をとるようです。
(熊本学園大学/2009.04.28)(一部抜粋)14号館が竣工して2年あまりが経過しましたが、この間、14号館の空気質及び水質について、いくつかの指摘がなされてきました。その間、特に深刻なシックハウス症候群とみられる症状を引き起こされた学生1名に対しては、大学院研究科長、大学院事務室長の配慮があったものの、理事会としては、ケアが十分に行われなかったこと、またこの研究科では、14号館での講義が行われていない現状にあることに対しては、深く反省いたしております。現在、これまでの改善努力にもかかわらず、空気質及び水質に関して依然として利用者の方々に違和感や異常を訴える方がおられます。さらに、オープン当初も含めて健康被害を受けられた方に対しての配慮が十分ではありませんでした。これは学生が主役の大学を教育の理念に掲げ、水俣病事件をはじめ環境や健康問題に取組む本学の基本的な姿勢に反するものであります。...(略)...
1. 外部調査委員会を設置し、14号館の設計上の問題や施工上の問題をさかのぼって調査する。
2. 内部監査委員会を設置し、14号館の設計上の問題や施工上の問題を監査する。
3. 14号館問題対策室の設置。学内の対策委員会、外部調査委員会、内部監査委員会との協議を通じ、14号館の問題解決を行う。
4. 14号館現状調査委員会を設置し、14号館の空気質及び水質の定期的な調査、健康被害を受けた方、また14号館を使用する学生・教員・事務職員にたいする聞き取り調査やアンケート調査を行う。
以上のような対策を講ずることにより本学が改めて環境・福祉・健康を重視し、学生が主役である大学として邁進していく所存です。