前橋国際大学 仮想企業のブランド名を商標登録
前橋国際大学は、
学生たちが立ち上げた仮想企業「繭美蚕（まゆみさん）」の社名でもある「繭美蚕（まゆみさん）」を商標登録したようです。
（前橋国際大学／2009.03.25）（一部抜粋）学校法人共愛学園は、2008年6月23日に「繭美蚕（まゆみさん）」の商標を特許庁に出願申請し、2009年2月13日に商標登録されました。大学が大学名を商標登録することはありますが、学校名以外の商標を登録する例はあまりありません（なお、商標は法人格でないと申請できないため、学校法人共愛学園で行ないました）。
それに伴い、3月24日15時より、群馬県庁刀水クラブにて、記者会見をしました。出席したのは、栗原昭正理事長・平田郁美学長・兼本雅章准教授・門倉重行氏（門倉メリヤス社長）・繭美蚕のメンバーの計９名でした。今回の取得の経緯に対する当方からの説明の後、マスコミ各社から多くの質問を受けました。
共愛学園前橋国際大学では、学生たちに仮想企業を立ち上げさせ、実際に県内の企業の支援を得ながら、商品開発に取り組む産学連携の授業を５年前から行なっています。その取組みのひとつとして、仮想企業「繭美蚕」は2005年6月に設立されました。門倉メリヤス株式会社が支援企業となり、共愛学園前橋国際大学の兼本雅章准教授のゼミ生が、これまで代々引き継いで活動を行ってきています。
「繭美蚕」は、2005・2006年度と仮想企業の全国大会であるトレードフェアにおいて、専門学校・大学の部門で２年連続１位の成績をあげました。そこで、2007年1月、それまでの活動を讃えて、門倉メリヤス株式会社より「繭美蚕」というブランド名で『レッグウォーマー』の販売を開始しました。2007年度のトレードフェアでも、全国１位の成績を上げ、その際の主力商品『シルクウォッチバンド』は、2008年3月に「繭美蚕ブランド」３号として発売されました。この商品は、学生の意見をもとに、門倉メリヤス株式会社と共同して商品開発を行い、群馬県が育成したオリジナル蚕品種「蚕太」を使用して完成させたものです。これが学生オリジナル商品１号となりました。これを契機に、「繭美蚕」を商標申請する方向になり、今回の商標登録にいたりました。
今後も門倉メリヤス株式会社と仮想企業「繭美蚕」は、引き続き共同して商品開発を行なうとともに、新たな展開を模索していくことになっています。
